黒糖にポリフェノールですか!

サトウキビやビート由来の糖、黒糖といった種類の甘味料が、
2型糖尿病およびその合併症の管理に有益であることを、
米国とブラジルの共同研究が明らかにしているようです。
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=617712

私たちの家庭では、
白砂糖から精製度の低いものへ切り替えたりと、
精製度の使い分けも進んでいますね。

勉強不足でした、ミネラルは知っていましたが、
ポリフェノールを含む砂糖があるとは。
改めてネットを見ると沖縄産を紹介するページがありましたが、
サポナリン、スカフトシド、イソスカフトシド .....
なんだか、よく分かりません。
(琉球新報 2008年5月 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-132065-storytopic-4.html )

米国の研究では、含まれているポリフェノールに糖尿病に関連する高血圧や心疾患の管理に役立つ可能性があるという。
さらに、いくつかの種類の甘味料には、2型糖尿病治療薬のターゲットとなる、血糖上昇に関連する主要な酵素を阻害する作用があるという興味深い可能性も示されたようです。
  • サトウキビやビート由来の糖と黒糖には、抗酸化物質フェノール化合物が含まれていることが判明した。
  • ある種の甘味料にはα(アルファ)グルコシダーゼの活性を阻害する作用も確認された。αグルコシダーゼは小腸での糖類の吸収をコントロールすることにより、血糖レベルを適度に保つ働きをもつ酵素。 (ある種の糖尿病治療薬ではαグルコシダーゼの作用阻害をターゲットとして血糖値の上昇を防いでいる)
研究者の一人Kalidas Shetty氏は、「加工食品や飲料に含まれる糖分を低カロリーやゼロカロリーの甘味料に置き換えていくことは、2型糖尿病管理における長期戦略の1つである。しかし、日常用いる甘味料に自然の植物成分に近い低精製のものを戦略的に選ぶこともまた、2型糖尿病とその合併症予防につながる可能性がある。」と述べている。

今後の研究に期待していですね。
ミネラルやポリフェノールは苦み成分、料理やお菓子では「雑味」として捨てられています。「だれにでも美味しい」でつくる食べ物に、雑味は嫌われてきました。
捨てずに「隠す」ことができる調理はないものか?

沖縄のサトウキビ、品種や産地でも変わってしまう植物由来の食品なので、沖縄も研究を続けてもらいたいものです。
また、パッケージは工夫してほしい。一口サイズで個装したチョコレートのように。

  サイト内リンク → 白砂糖と黒糖


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