脳力アップが勝負、脳の「やる気」を出す方法

"やる気がでない" ときの

脳力をアップする方法

やる気がでないときの"脳"は、どうなっているのだろう。
リラックスしているとダメらしい。
「欲」を司る視床下部、
「好き嫌い」を司る扁桃核、
「やる気」を司る側坐核、

「やる気」は、これらをコントロールすることですが、
脳科学でこれらをむすぶ神経回路が解明されつつあるという。

「やる気を出せ」といわれて出せるものではない。
体を動かして「形から入れ」と脳科学者は言います。

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脳力アップで「やる気」をだす

VTAシステム(中脳皮質辺縁系)という、側坐核を含む前頭葉や海馬をつなぐ回路があります。
ここで、ドーパミンが前頭前野、運動前野、運動野を活発にし、 側坐核から淡蒼球や扁桃核などを働かせ、海馬まで伝わっていきます。ドーパミンが伝わった領域はすべて、働きがよくなります。
ただし、側坐核は身体が活動(運動)することで活発になります。活動も加えないと「やる気」は長続きしませんョ。

快感や満足感、至福感が、腹側被蓋野(VTA=ventral tegmental area)を刺激して、VTAニューロン端末からドーパミンがでるのですが、整理すると次のようになります。
  • ドーパミンはVTAニューロンの端末(前頭葉にある)で分泌される
  • ドーパミンは連動野にも伝わり運動スキルを向上させる
  • さらに側坐核にドーパミンが達すると海馬を刺激して新しいことの記憶能力が高まる
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脳力をアップする方法です

◆ 休養と緊張のメリハリをつける。 脳内でドーパミンやノルアドレナリンを放出させ、脳を覚醒し、活動させるホルモン「甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン」(TRH)は、やる気の出発点です。
 ・十分な睡眠で神経を休めておくこと
 ・運動刺激があること(ガムなどを噛む刺激は効果的)
 ・適度な緊張(感)があること
この3つのことが、THRの分泌を盛んにします。

◆ 行動をおこしてスイッチをONにすること。
  • 行動する(体を動かす)ことで「スイッチ」が入り、脳が反応を始める。
  • 目覚まし時計で起きる朝は眠いが、体を動かすから目が覚める。
    楽しいから笑うのではなく「笑う」から楽しくなる。笑うという行動が脳に「楽しい」という気持ちを生み出しているのです。
朝は起床時間を一定して、睡眠リズムを守ることから始めましょう。

◆ 新しい経験を日常に取り入れること。
いつもとは違う行動は海馬を通して記憶される。
..... 戦争や災害といった尋常でない体験のような異常な刺激、強い刺激を受けると記憶力が増します。逆に、いつもとは違う新鮮な行動は、海馬を通して記憶を呼び覚ますことになり、発想につなげることができます。

また、おいしいと感じること、達成感や期待感の効果は絶大。
経験的に「やる気」と「ご褒美」は相関していますね。
達成感や期待感、ご褒美による歓喜などがあるとドーパミンがでて、 やる気(意欲)が湧いてきます。
大きなことも小さく分けて、それぞれに「ご褒美」をつけてドーパミンを分泌させると、 「やる気」を長く続けることができます。
身体活動が少ないデスクワークには良い方法です。

大脳にある「満足」した過去の記憶も働きます。
「美味しい」と感じたことは、次回からは見るだけでもドーパミンがでます。 ..... 食べるだけでは出ません。おいしいと感じることが必要です。
これは大脳の学習効果よるもので、同様の効果は視覚や臭覚、聴覚にもあり、 美味しそうな色や盛りつけ、香りなどで満足感がアップします。

※ 「美味しいものを食べる」ことは脳を満足させやすいため、ストレス解消に利用すると過食することがあります。

◆ 「憧れ」を演じる、なりきる。空想する。
イメージを具体的に想い描き、そのときの自分に「なりきる」ことで やる気が引き出されます。「なりきる」という行為は脳を楽しませています。
セレブの「貴婦人」を演じることで少食になりダイエットできた女性がいました。 合格したい大学の下見も、そこで「授業を受けている自分」をイメージすることが、やる気につながるといいます。
人生は「なりきる」ことかもしれません。

参考
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脳のためには、血圧は120 / 80 mmHg がよい
高血圧は、最高血圧が140㎜Hg、最低血圧が90㎜Hg以上、メタボ健診で要注意とされるのは最高血圧130㎜Hg以上、最低血圧が85㎜Hg以上となっているが、これはあくまでも、体の健康を考慮した目標値。脳内の毛細血管で起こる動脈硬化を防いで脳の働きを低下させないためには、それよりも厳しい基準になる。
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脳の働きが低下するいちばんの原因は酸素
加齢とともに脳に酸素を取り入れる能力が衰えることが原因ですが、 脳が使える酸素量は、肺から取り込まれる量に比例しています。
肺からの酸素素摂取量は一般には20歳ごろがピークで、
有酸素運動と無酸素運動を持続的に行う人では35歳ごろがピーク。
また、一般に60歳を過ぎると萎縮がはじまるのですが、その詳細は明らかではありません。 脳の最大酸素摂取量を増やすことは難しいのですが、
 ・有酸素運動で酸素を十分に体に取り入れる
 ・血圧を低く抑える
などで、脳梗塞を防ぎ、脳機能の低下を最小限に抑え、一部の働きを少しよくすることはできる。さらに、脳を使う行為は、神経細胞(ニューロン)とそのつぎ目(シナプス)を増やしていくことができ、能力アップに有効があります。
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側坐核
側坐核は脳の中心部に左右ひとつづつある小さな器官。直径がわずか2ミリメートルで、重さが0.2グラム。「ナック」ともよ呼ばれ、脳のターミナルの役目をしている。
ここが刺激を受けると徐々にモチベーション上がるが、その刺激も前頭連合野からの命令だけではダメで、実際に作業を始めないと活動しない。
しかし、一度調子に乗ると、ここから周辺の視床下部、扁桃体、海馬、帯状回などに信号が送られ、やる気に関わる神経伝達物質が分泌される。
特に視床下部からは「サイロトロピン放出ホルモン」略してTRHというホルモンが分泌され、これが脳下垂体、甲状腺へ働きかけて、「サイロキシン」という興奮作用のあるホルモンを発生させる。
サイロキシンは甲状腺から分泌されるホルモンの1つ。
サイロキシンが意欲的な気分をもたらすと、興奮が興奮を呼び、アセチルコリン、アドレナリン、ノルアドレナリンなどの興奮神経伝達物質が脳内に行き渡り、一層気力が充実する。
そして、実際にとりかかった作業がひと区切りつくと、達成感に似た感情がわいてくるが、これは、ドーパミンが腹側被蓋野(A10神経)から分泌されていることを意味する。
心地よさを覚えて脳はさらなる達成感を求めて作業を継続していく。
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TRH(サイロトロピン放出ホルモン:甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン)
視床下部から放出されるペプチドホルモンで、下垂体前葉からの甲状腺刺激ホルモンやプロラクチンの分泌を調節していて、脳内のほか、消化管やランゲルハンス島にも存在している。 TRHは、脳内でドーパミンやノルアドレナリンを放出させ、脳を覚醒し、活動させる。
次のようなことで、TRHの分泌が促進される
 ・十分な睡眠で神経を休めておく ... 深睡眠です
 ・運動が脳幹を刺激して覚醒する
      ... 噛むという運動の効果は大きい
 ・適度な緊張が脳を刺激する ... 脳には適度な緊張が必要


■ 植物インスリンが血糖値に働く 薬用ニガウリ :
  カプセルで苦くない蘭山ニガウリ100%の 糖素減
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  血糖値マメ辞典
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腎臓など機能改善、インナーマッスルの鍛え方

腸腰筋・大腰筋・腰骨筋 なかなか疲れが取れない、そして

たった姿勢でソックスが履けないようなら、
ボディコア(体幹の筋肉)の腸腰筋が弱っています。

腸腰筋が弱くなると腎臓などの位置が下がりやすくなり、腎臓は骨盤や臓器に押されて機能を低下させ、疲れやすくなってきます。
また、腸腰筋は足の強さや姿勢の維持に関係する大事な筋肉です。

次のことをチェック。 ・なんとなく疲れる、疲れやすい
下腹が出ている
・姿勢が良くない(猫背ぎみ、胸を張らない)
すぐに座りたくなる(立ち続ける筋力が弱い)
片足立ちでソックスを履くときにフラフラする
このような生活は注意です。

疲れだけなら腎臓の他にも原因は考えられますが、
フラついて姿勢が維持できないことが重なっているようなら、 腸腰筋を鍛えます
腸腰筋が活動したり筋量が増えたりすることで、腎臓・小腸・大腸の位置が正しくなり機能改善、フラつきはもちろん、血行不良、むくみ、冷え症、便秘などの改善にも効果が現れます。

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腎臓などに効果。インナーマッスルの鍛え方

どこででも、いつでもできる、腎臓・小腸・大腸の働きをよくするインナーマッスルです。
  1. 肩幅くらいに足を広げて立つ
  2. たった状態で、ちょっとお腹を前にだす(お尻の穴を引き上げるイメージ)
  3. そのまま膝を軽く曲げて、姿勢をキープ
カンタンですね。
方法はこの他にも、ウォーキングや階段の上り下り、太ももを引き上げるように歩いたり、寝そべって真っ直ぐに伸ばした足を上に上げる、などいろいろありますが、立ち姿で、どこででもできる先の方法が、もっともカンタンで効果バツグンです。

腸腰筋:
腸腰筋は、背中の脊柱起立筋とともに「たった姿勢」をつくる筋肉で、足を使う運動や姿勢バランスに働いています。この腸腰筋を使うことは、腎臓・小腸・大腸に周囲からの刺激を与えることになり、内臓の働きも良くなります。

遊走腎:
腎臓は腎線維被膜(じんせんいひまく)に包まれ、その外側に腎周囲脂肪からなる脂肪被膜があり、さらに外部を腎筋膜(ジェロタ筋膜)という膜がおおっています。この病気は圧倒的に女性も多く、これら腎臓を支えている周囲の組織が弱いために生じます。
正常位置から10cmほど下がると遊走腎とされ、腹壁筋の発達が悪くて緊張が低く、やせていて体脂肪の乏しい人では、簡単に腎臓は下垂する傾向にあります。重い病気ではなく、腎不全にはなりません。


■ 植物インスリンが血糖値に働く 薬用ニガウリ :
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■ 偏食の頂点に立つ低血糖症 :
  機能性低血糖症
■ 生活習慣からの体の不調、その基礎知識と対策 :
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強靱な意志は腎が支えている(腎臓)

腎臓とネフロン

強靱な意志は
腎臓副腎が支えています。

腎の萎縮は老衰に向かう
と言われます。
全身を浄化する腎臓とホルモン分泌の副腎が疲れていては、元気旺盛は難しい。 漢方では、泌尿器の腎臓と内分泌器の副腎を一緒に考えます。
ここでは泌尿器の腎臓を取り上げます。 (副腎はこちらから

腎臓での最大のトラブルは慢性腎不全になったときの「人工透析」ですね。 体にたまる老廃物を排出できなくなってしまったものですが、徐々に間質(尿細管)が硬く小さく縮んで腎萎縮となっていったものです。
しかし、このような腎臓疾患でもその初期には自覚症状がありません。

腎臓の異常に気づきやすいのは、尿とむくみです。排尿の回数や尿量が少なく(多く)なった、朝起きると顔(特にまぶた)がむくんでいる、足のすねや甲がむくんでいる、などのことや、倦怠感(けんたいかん)や疲労感、食欲不振などや、血尿がでることもあります。

この程度このと、自己判断しがちですが症状が続くようなら、 腎臓の異常を疑ったほうがよいでしょう。
腎臓の疾患は、高血圧、貧血、高カリウム血症、骨ミネラル代謝異常などにも関係していますので、早めの検査を受けるようにしましょう。

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"やる気がでない" ときの

腎臓を元気にする方法

 ▼ 腎臓のために「しないこと」 NGが7個あります
 ▼ 腎臓のために「したいこと」 Goodが4個あります

注意) 腎臓病の予防と治療では、塩分などへの対応方法が異なります。
(医師の診断のもと、食事に注意するようにしましょう)
塩  分  ..... 少なく(予防)   少なく(治療)
タンパク質  ..... 十分に(予防)   少なく(治療)
カリウム  ..... 多めに(予防)   少なく(治療)
※ 野菜はカリウムやリンを多く含みます。 ※ カリウムが多いバナナは腎臓に不安があるときには注意です。

腎臓は、老廃物や余分な水分を血液から排出し、体液の恒常性を維持するのが主な役割。 老廃物はタンパク質が分解されたときに多く作られやすく、タンパク質や食塩をとりすぎると腎臓に負担がかかります。
・尿生成を通じて、細胞外液の恒常性を維持する(Ph値の調節)
・尿素などのタンパク質代謝物を排出する ・ビタミンDを活性化するなど内分泌と代謝調整をする

心臓から送りだされる血液のおよそ1/4が腎臓を通り濾過されているのですが、1分間には0.8から1.2リットルもの血液になります。
腎臓では一日にあたり180リットルもの尿(源尿)がつくられていますが、実際にでてくる尿は1.5リットルほど。老廃物を濾しとる「糸球体」の網の目がつまると腎不全です。 こうなると人工透析をすることになりますね。

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腎臓のために「しないこと」

  • 腰回りを冷やさない
    > 腎臓が冷える、それだけで、尿の回数や色の変化、むくみ、疲れや目のクマなどが現れやすくなる。
    > 不妊症や精力の低下、インポテンツは腎臓や副腎の冷えが大きく関わっている。
    > 腎臓が冷えているときは、尿の色が無色の透明になっていくので、腰回りを温める、夏でもカイロを使う。もちろん、毎日のお風呂で温まること。
  • 塩分を摂りすぎない(薄味)
    > 塩分の摂りすぎは腎臓の負担になり、高血圧やむくみの 原因となる。
  • 過労を避け、夜更かしなど生活リズムを乱さない
    > 睡眠不足や身体に負担をかけることは避け、規則正しい生活をする。
  • ストレスをためない
    > ストレスは腎臓の細動脈を収縮させるため、腎臓への血液量を減少させて 腎機能の低下を招く。
  • 加工食品に多いリン、加工食品を食べ過ぎない
    > リンは酸味として加工食品や清涼飲料水、レトルト食品などに使われることが多い。
    > 健康体であれば食事で摂取したリンは全て排出される。
    > 過剰になると、カルシウムバランスの悪化、副甲状腺機能の高進、腎臓への負担が心配される。
    > 通常カルシウムは骨や歯に沈着しますが、透析患者では、体の中のリンが過剰になることでカルシウムと結合して、骨や歯以外の様々なところにハイドロキシアパタイトとして沈着します。腎臓に不安がある場合は食べ過ぎに注意しましょう。このことが狭心症・心筋梗塞・心不全・不整脈・脳梗塞・脳出血などの心血管疾患につながります。
  • メタボや糖尿病、高血圧や貧血にしない
    > 腎臓からは造血ホルモンのエリスロポエチンが分泌されていて、貧血は腎臓の負担を増す。
    > 高血圧では濾過機能が正常に働きにくくなる。
  • 体を動かしすぎない(腎に不安があるとき)
    > 疲れを感じるときの過度の運動は老廃物をさらに増やすため、腎臓の負担が大きくなる。
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腎臓のために「したいこと」

  • 必須アミノ酸が多い(アミノバランスがよい)タンパク質を食べる
    > 卵、牛乳、肉、魚、大豆製品など。
    > 体を維持するための最小限のタンパク質は30〜40g(0.6g/体重1kg)。厚生労働省が望ましいと定める1日あたりのタンパク質摂取量は、体重1キロにつき1グラム、体重60kgでは60gです。筋力を付けるときは更にプラスです。★ 腎炎食では最低限の量に制限されます。
  • ミネラル不足に旬野菜を野べる
    > 体液、特に細胞外のphバランスにはカルシウムやカリウム、マグネシウムなどのミネラルが働いている。★ 腎臓に不安があるときは、カリウムや塩分は控えめです。
    > 腎臓でも動脈硬化がおきる。カルシウム不足に注意して「糸球体」を守りましょう。
  • 肉料理を少なくし、濃い味つけをしない
    > 脂質や塩分の摂取が多くなると高血圧になりやすい。
    > 1品だけ、みそ汁は普通にして、あとの料理はダシなどの味つけを工夫して減塩すると、味覚を満足させやすい。
    > ハムやソーセージ、練り物、調味料は塩分が多い。
    > 腎疾患でなければ、過剰な塩分にはカリウムでバランスさせることができます。
  • 適切な水分摂取
    > 一日中、安静にしていても約1.5リットルの水分摂取が必要。水分補給は腎臓の負担を軽くする。 (慢性的なむくみがあるときは医師に相談する)


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  機能性低血糖症
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強靱な意志をが支える腎(副腎)

腎臓

強靱な意志は
腎臓副腎が支えています。

腎の萎縮は老衰に向かう
と言われます。
ホルモン分泌の副腎と全身を浄化する腎臓が疲れていては、元気旺盛は難しい。 漢方では、泌尿器の腎臓と内分泌器副腎を一緒に考えます。
ここでは内分泌器の副腎を取り上げます。

副腎は、腎臓の上部に乗っかるように位置している2つの内分泌器官です。 脳の下垂体からの指令で、生命の維持に直接関係する様々なホルモンが副腎皮質から、副腎髄質からはアドレナリンが分泌されます。

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副腎のトラブルには .....

最近多くなった副腎疲労症候群
副腎疲労症候群にはストレスや栄養欠損によって副腎が疲弊することが原因と考えられています。朝起きられない、うつ症状、倦怠感、塩辛いものが欲しくなる、性欲の減退、立ちくらみ、楽しくない、などが主な症状です。
治療は、生活や栄養の見直しで機能回復が望めます。(下記参照)

クッシング症候群(病)は知られた疾患ですね。糖質コルチコイドの過剰分泌によるもので、肥満やムーンフェイス、糖尿病症状、筋力低下、骨粗鬆症などの症状があり、女性に多いもの。この他、原発性アルデステロン症、急性副腎皮質不全、アジソン病などがあります。
治療はいずれも放射線療法やステロイドホルモン療法となるものです。

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副腎を守るには .....

● ステロイドホルモン剤を避ける
副腎皮質ホルモンはステロイドホルモンともいわれますが、極力、利用しないことです。 ステロイド剤を服用すると、本来の副腎からのステロイド分泌は停止します。そして、萎縮してゆきます。服用を中止するときは、医師の指示に従い自己判断で中止しないようにします。ショックを起こしたり、アレルギー症状が急激に悪化します。(副作用はページ下部参照)

● 副腎を冷やさない
<ストレスに敏感な副腎を冷やしているからストレスに弱い体質になっている>と言われるほど、副腎は冷えに弱いのです。夏場の冷房や薄着に注意しましょう。
夏でもカイロを使ったり、温浴と冷浴で働きを活性化させることも効果ありです。

● 副腎疲労症候群なら生活や睡眠リズム、食事の改善
副腎の機能回復には、ライフスタイルを見直し、正しい食事を食べること。糖質の過剰摂取を避け、アルコールも控えるべきです。またできるだけ早い時間帯から睡眠をとることも大切です。ビタミンCとB群、マグネシウム、タンパク質をしっかり摂りましょう。
つまり、新陳代謝で再生させるようにします。

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副腎が分泌するホルモン(一部)

髄質から分泌されるアドレナリン
アドレナリンは、チロシンからドーパミン、さらにノルアドレナリンを経て合成されますが、ここでのアドレナリンは副腎髄質ホルモンとして分泌されるものです。
アドレナリンにはもう1つあり、アドレナリンを神経伝達物質として使うアドレナリン作動性ニューロンで生成され、細胞間情報伝達物質として働くもです。
アドレナリンは主に心機能亢進作用、ノルアドレナリンは血圧上昇作用を強く発揮します。

皮質から分必される副腎皮質ホルモン
副腎皮質から分泌されるホルモンは30種以上あるといわれ、これを「副腎皮質ホルモン」と総称しています。
副腎皮質ホルモンは、炎症の制御・炭水化物の代謝・タンパク質の異化・血液の電解質のレベル・免疫反応などに深く関わり、ストレス、恒常性を乱すイベントなど、さまざまな影響によって分泌されます
副腎皮質ホルモンは以下の3種に大別されています。(一部を掲載しています)
  1. 糖質コルチコイド
    ◆ コルチゾール(コルチゾル)
    炭水化物、脂肪、およびタンパク代謝を制御、血糖量を上昇させる。 ストレスによっても分泌され、その量によっては、血圧や血糖レベルを高め免疫機能の低下不妊をもたらす。過剰なストレスにより多量に分泌された場合、記憶形成に関わる脳の海馬を萎縮させる。
     
  2. 鉱質コルチコイド
    ◆ アルドステロン
    血液におけるナトリウムとカリウムのバランスを制御する(体液のPh値を調整)。 このため電解質コルチコイドと呼ぶことがある。(主に腎臓でナトリウム貯留を促進させて電解質と水分を制御している)
     
  3. アンドロゲン(アンドロジェン・DHEA)
    性ホルモンのテストステロンやエストロゲンになるものです。(説明を省略)
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ステロイドホルモン剤の副作用

胸腺やリンパ節などの免疫組織を萎縮させ、リンパ球、好酸球も減少させます(好中球は増加)。免疫を全体的に抑制(抗アレルギー作用)するものだと考えましょう。
具体的には、
感染症の誘発や悪化、さらに、糖質、鉱質の代謝への影響として糖尿病の誘発、悪化、動脈硬化、骨粗しょう症があげられます。
軽度のものとして、異常脂肪沈着(ムーンフェイス、中心性肥満など)、高血圧、浮腫、不整脈、うっ血性心不全、緑内障、皮下出血、皮膚萎縮などがあります。
女性の場合、月経異常もみられます。
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■ 植物インスリンが血糖値に働く 薬用ニガウリ :
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■ 3kgから先は運動しないと ... :
  脂肪を燃焼させる食べ方
■ 生活習慣からの体の不調、その基礎知識と対策 :
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脂肪肝の見つけ方

肝臓 脂肪が肝臓の3分の1を超えると脂肪肝と診断さるそうですが、こうなっても自覚症状はありません。

肝臓に溜まる脂肪の発見は、ほとんどが健康診断の際の血液検査や超音波検査だそうで、ついでに見つかった状態です。
しかも、メタボリックシンドロームを合併していることが多いそうです。

肝臓脂肪の正常値は3〜5%といわれていますので、見つけにくいのでしょうが、30%近くになってから言われたくはないですね。

●目安として適正体重を守ることです。
●定期検診の微妙な数値変化が大事です。

血液検査によって数値の異常を発見 ..... ? 。
正常値ではGOTの方がGPTより少し高いが、GPTが高くなってくると大体は肝炎の始まり、だそうです。(一過性のもので「疲れている」ことあります)
  • GOTやGPTがともに上昇しますが変動は少ない。
  • ガンマGTPはアルコールにより上昇していることが多いので、 飲酒が多い人はこの数値に注意しましょう。
  • 血液検査で脂肪肝の疑いがある場合は、エコーやCTで確定診断が行われます。
    ※ 血液検査の数値よりも、エコー診断のほうが早期に発見しやすいそうで、定期検診に組み入れたいものです。
どうでしょう?
なんとも、頼りないと思いませんか。
メタボリックシンドロームを合併する前の状態、
初期段階での発見は検体するしかないのでしょうか?

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肝臓の脂肪を落とす方法

ここでは、脂肪肝のときの「脂肪の落とし方」を見てみよう。

● 脂肪の率が3割以内に止まっている人(脂肪肝ではない人)なら、 以下のことを1~2カ月続けることができれば、肝臓の脂肪はキレイに落ちます
  • 3大栄養素の炭水化物・タンパク質・脂質がバランス良く摂れる食事を心がける
  • ジョギングや水泳などの全身運動を日常的に行って減量する
  • お酒を飲み過ぎている人は節酒・禁酒する
ただし、食べないダイエットは絶対にしないことです。
目的は脂肪を燃やすことなので、運動でダイエットをします。5キロ減量を目安にしたら、“5キロ痩せるくらい運動すること”が目標になります。

● 脂肪の率が肝臓全体の4~5割以上では、脂肪肝の診断になります。 早めの消化器・肝臓内科の受診が必要です。


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糖尿病経験者の「やる気」を出す安全な方法

自転車 やる気は、脳の神経伝達物質ノルアドレナリンやアドレナリン
によって左右されていて、これがないと、やる気はでません。

そしてこのホルモンは、体をいつでも活発に活動できるように心拍数、血圧、血糖値を上昇させながら、エネルギーを活動に集中させるために胃腸の活動を弱めます。

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ダメじゃないですか!

糖尿病経験者は「やる気」を出してはイケナイような状況です。 そもそも、アドレナリンは血糖値を下げるインスリンと拮抗するホルモンで、健常者でも低血糖になったときに血糖を上げるために分泌されます。

糖尿病経験者の問題は、インスリン分泌が少ないことです。
糖尿病では、
 ・インスリン分泌能力が低下、足りない状態
 ・インスリンがあっても、細胞で働かない「インスリン抵抗性」
このの2つの問題をかかえています。
「糖尿病経験者」の体では、ダイエットをした結果、
インスリン抵抗性は、ほぼ改善されていると思いますが、
しかし、インスリン分泌能力は回復していないでしょう。
長年のダメージが残っている状態です。

また、糖尿病は急な激しい運動が血糖値を上げるので、制限されます。
糖尿病経験者のインスリン分泌能力は低下したままの状態なので、
アドレナリンで血糖値を上げることは、好ましくないですね。

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糖尿病経験者が「やる気を出しても良い」状況を作るには?

● かるく「やる気」を出すこと
軽く「やる気」を出しましょう、ジョギングのように軽い気持ちでやりましょう。  物事を冷静に論理的に考え、気分が盛り上がりすぎないことです。

● 気持ちが切り替えられること
アドレナリンを出し続けることが問題なわけで、
一日の中で、適度にクールダウンする時間を織り交ぜましょう。 適度に休息を取り、癒し系の音楽を楽しむのもよいです。散歩しても良いです。

● ストレスなどで、アドレナリン分泌を倍加させないこと
ストレスは長期間に渡ることが多く、この状態では、
アドレナリンなどの血糖値上昇ホルモンが切れめ無く分泌されてしまいます。 血糖値をベースで上げてしましますので、避けなければなりません。

● 抗酸化のビタミンCとEを摂取する
血液中に多くなるブドウ糖自体が酸化物質でフリーラジカルを発生させていることや、血液中にある様々な成分に対する酸化ストレスが合併症を引きおこしています。
抗酸化に働く栄養素の補給を続けることは、糖尿病にとっては基本的な対策の1つです。
特に、ビタミンcはグラム単位の摂取のときに効果があります。


■ 植物インスリンが血糖値に働く 薬用ニガウリ :
  カプセルで苦くない蘭山ニガウリ100%の 糖素減
■ 血糖値を下げる食生活 :
  血糖値を下げる栄養成分、食べ物
■ 生活習慣からの体の不調、その基礎知識と対策 :
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インクレチン糖尿病治療薬「DPP4阻害薬」

すい臓 糖尿病の治療薬「DPP-4阻害薬」とは、
インスリン分泌を促す消化管ホルモンを継続的に働かせるようにして、すい臓からのインスリン分泌を継続させようとする薬剤です。
海外ではDPP- 4阻害剤が既に発売されていて、
日本でも、2009年内には発売とみられている中、
予想外の副作用を懸念する声もある。

消化管ホルモンのインクレチンとは

インクレチンとは、消化管内のグルコースや脂肪によって腸管から分泌され、膵臓からインスリン分泌を促進させる消化管ホルモンの総称です。
現在このタイプの消化管ホルモンには、GIPとGLP-1とが知られ、体内では分泌されてからの消失が早く、半減期はおよそ5分といわれます。

◆ GIP
GIPはグルコースや脂肪が刺激になって十二指腸のK細胞から分泌される消化ホルモンで、胃液分泌と胃運動を抑制し、膵臓のインスリン分泌を高める作用があります。
GIP受容体は膵β細胞以外に、脂肪細胞や骨芽細胞にも発現しています。 (GIP:グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド )

◆ GLP-1
GLP-1は小腸下部のL細胞から分泌される消化ホルモン。
以下の作用をもっています。
 ・ブドウ糖濃度依存性インスリン分泌促進
 ・ランゲルハンス島β細胞増殖作用
 ・グルカゴン分泌抑制
 ・胃排泄能抑制
 ・中枢性食欲抑制作用
(GLP-1:グルカゴン様ペプチド-1 glucagon-like peptide-1)

◆ インクレチンを分解してしまう酵素DPP-4
DPP- 4(ジペプチジルペプチダーゼ4) は
インクレチンを分解するペプチド分解酵素といわれるもので、これが働くとインクレチンのシグナルが無くなり(半減期が約5分)、インスリン分泌や細胞でのブドウ糖の細胞取り込みが悪くなります

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インクレチン関連薬として、現在次の2つがある

注射薬のGLP-1受容体作動薬
経口薬のDPP- 4 阻害薬
 (GLP-1の血中半減期を延ばし作用を高めるもの)

GLP-1受容体作動薬
注射で投与します。
注射薬のGLP-1受容体作動薬は、米国では動物の唾液から精製されていて、今のところ、副作用は報告されていないようです。

DPP- 4阻害薬
口径投与できます。
DPP- 4の働きを止めさせるのが「DPP- 4 阻害薬」です。
これまでのSU剤とは異なり、DPP- 4 阻害薬は、インクレチンの活性を継続させるという機序でインスリン分泌を促進します。

DPP-4 阻害剤のメリット
 ・DPP-4阻害薬は経口投与可能な2型糖尿病治療薬
 ・HbA1cを約 1% 程度低下させる
 ・体重に大きな影響がない
 ・経口投与ができる
DPP-4阻害薬のディメリット
もともと体内にあるインクレチンの活性を高めるこの方法には、ディメリットもあるようです。それは、
.....
インクレチンの活性を高めるだけでなく、種々に生体内に存在する生理活性ペプチドの分解にも関与するため、予想外の副作用が生じる可能性がある .....
..... たとえば、DPP-4はリンパ球の細胞膜上にも存在するため、DPP-4を抑制した際には免疫系への影響が生じる可能性がある
.....
という指摘です。


■ 植物インスリンが血糖値に働く 薬用ニガウリ :
  カプセルで苦くない蘭山ニガウリ100%の 糖素減
■ 血流循環をよくする抗酸化成分 :
  血流循環をよくする抗酸化31成分 一覧
■ 生活習慣からの体の不調、その基礎知識と対策 :
  ホントナノ

糖尿病と肝臓、気になる4つのこと

生活習慣病から見たとき、肝臓についての気になる情報です。 |||||||||||||||||||||

肝臓でのグルコース生産をCCKがコントロール

CCK(コレシストキニン)は消化管で分泌される消化管ホルモン(ペプチドホルモン)の1つ。小腸の神経上にある局所受容体に結合し、肝臓にグルコースの産生をストップさせるよう脳へメッセージを送る。高脂肪食を数日間続けて摂取しインスリン抵抗性が発現したラットでは、CCK抵抗性の状態になり、グルコース産生を低下させる働きができなくなります。
  • 受容体は、腸ー脳ー肝神経軸を介して活性化されることが初めてわかった
  • インスリン抵抗性をもつラットは、CCK抵抗性の状態になり、 グルコース産生を低下させることができない
    つまり、インスリン抵抗性のように、CCK抵抗性は高血糖の要因にな
(カナダ・トロント大学生理学部・医学部のTony Lam博士)
(2009年9月)

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肝臓はすい臓のβ細胞を増殖させる

肝臓で特定のタンパク質を活性化させ、血糖値を抑えるインスリンを作る膵臓の細胞を増殖させる仕組みを、東北大の片桐秀樹教授(代謝学)らのグループがマウス実験で発見している。(2008年11月)
β細胞の増殖は、肥満時に肝臓で作られるタンパク質が、脳を経由してすい臓を刺激しているという。
片桐教授:「肝臓が肥満状態を感知し、神経を通してβ細胞を増やす仕組みが体に備わっていることがわかった。この仕組みを利用して治療につなげたい」という。
(..... インクレチンのことかな? )

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脂肪肝と高血糖 併発の謎解明

メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)や糖尿病の患者が、脂肪肝と高血糖を合併する仕組みを、東京大の門脇孝教授(糖尿病・代謝内科)らが明らかにしている。 (2008年8月)
実験によると、以下のことが明らかになったそうです。
●IRS―1は脂肪合成を促進する
●IRS―2は空腹時に増加して血糖値が上がらないようにしている

間食が多い人は
  • 空腹の時間が十分ないため、IRS―2が増えずに血糖値が上昇する
  • その一方で、IRS―1によって脂肪肝が促進されているのでは?
と指摘しているそうです。

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肝臓とインスリン抵抗性

インスリンの働きが不足する原因には、分泌自体が不足する「インスリン分泌障害」の他に、肝臓や筋肉、脂肪などでの働きが低下する状態があり、これを「インスリン抵抗性」と呼んでいます。

男性に多いお酒の飲みすぎで、肝臓に脂肪が蓄積した状態の「脂肪肝」になると、インスリン抵抗性が起こります。また、糖尿病などの生活習慣病では脂肪肝になることが多い。

脂肪の率が3割以内の人では、脂肪肝と診断されません。
しかし、皮下脂肪が付きにくい体質の人や男性には内臓脂肪が付きやすく、 本来ならば脂肪が付くべきではない肝臓などにも脂肪が付いてしまう。
その結果、インスリンを分泌する膵β細胞の機能低下につながります。

高脂肪食だけが脂肪肝の原因ではありません。
毎日の食事で余ったグリコーゲンやブドウ糖は、肝臓の脂肪細胞に蓄積されています。 蓄積されやすい脂肪を控えることはもちろん、
糖質の過食にも注意しましょう。


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毎日食べたい血栓予防の食べもの

できてしまった血栓を日常の食事で「溶かす」ことは難しい。
予防や、それ以上進展させないことはできても、
できた血栓を食事で解決することは難しい。
このようなときは、サラサラ血液にしておくこと。


硬くなりがちな赤血球を滞りなく入れ替えできる体調と、
糖質や脂質で血液をドロドロの粘度にしない食事、
そして、
新陳代謝をよくするのに十分な睡眠(深い眠り)と、
血液循環を活発にする軽めの運動が必要です。

血栓とは
血管内にできる血栓(けっせん)とは、血液中に何らかの原因で塊ができてしまったもの。これが血管壁をキズつけたり、血管を詰まらせたりします。
 加齢とともにできやすい血栓が毛細血管にあると、全身の器官や臓器の機能低下を招き、老化の大きな要因の1つになります。

脳では神経障害やアルツハイマーなどの原因にもなります。
脳の動脈で中くらいの太さの血管が詰まったものが脳梗塞です。 血栓ができやすい食事や生活習慣、ストレスが多い生活をつづけた結果の血管ダメージは、取り返しができません。
 血栓をつくる直接的な原因は、
血管内皮細胞の傷害、血流が悪い、血液の性状、の3つです。

若いときから食べてほしい、血栓予防の食べもの ここでは、血栓を造りにくくする食べものを考えましょう。

健康な血管を維持するには、
血中コレステロールを低下させ、
血流をよくする栄養成分を有効に取り入れることです。

血液や血管を健康に保つ代表的な栄養成分は、
不飽和脂肪酸、タウリン、硫化アリル、食物繊維などです。
特に、納豆に含まれるナットウキナーゼは血栓予防効果が強力で、 日常的に取り入れたい高タンパク食品ですね。
 欧米人は食べることがないため、
彼らの研究では取り上げられないナットウです。

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血栓予防の代表的な食べもの

十分な水分の摂取
一日に1.5リットル程度の水を、特に運動をしていなくても体は必要としています。スポーツや作業をすれば、そのための水分がさらに必要です。食事に含む水分と合わせると一日に最低でも2.5リットルになります。

EPA・DHA
コレステロールや中性脂肪を減らす働きに優れる不飽和脂肪酸は、血液が凝固するのを防いで血栓を予防したり、動脈硬化を予防します。
◆ 白身魚よりも青背の魚に多く、深海魚よりも海の表層を回遊する魚に多い。アジ、サバ、サンマ、イワシ、マグロ、ブリなど

タウリン
血中コレステロール値や血圧を下げる働きを持つタウリンは魚介類に多く含まれる遊離アミノ酸の一種で、動脈硬化を予防し、眼の網膜に働き視力の衰えを予防します。
◆ イカ(特にスルメイカ)、カニ、タコ、カキ、アサリ、ホタテ貝など

ナットウキナーゼ
納豆から発見された酵素(たんぱく質)。血栓を溶かす働きに優れ、人間が生まれながらにして持っている血栓溶解酵素プラズミンよりも強力に働く。納豆菌の繁殖によって粘りの中に作り出されるので、十分に糸を引かせて食べるとよい。
酵素なので加熱に弱く、70℃で効力を失う。

硫化アリル
ねぎやにんにくなどに含まれる刺激臭のある香気成分。血液凝固を遅らせ、血液をサラサラにして血液中の脂質を減らす働きがある。硫化アリルの一種のアリシンには、ビタミンB1の吸収を高める働きがあり、疲労回復にも効果がある。
◆ にんにく、玉ねぎ、しょうが、ねぎ、にら、らっきょうなど

食物繊維
体内で消化されない炭水化物。水溶性と不溶性があり、腸管からコレステロールが吸収されるのを防ぎ、コレステロールを体外に排出する。
◆ きのこ類、海藻類、こんにゃく、野菜類、穀類など

オレイン酸
不飽和脂肪酸のオメガ9系(一価不飽和脂肪酸)の脂質で酸化しにくい。血中のLDL(悪玉コレステロール)を低下させ、一方でHDL(善玉コレステロール)を低下させない働きを持つ。肝臓に働きかけてインスリンの効き目を改善する作用がある。
◆ オリーブ油、ごま油、菜種油など

ビタミンCやE、カロテン
抗酸化の栄養を摂りましょう。血液中にあるコレステロールや遊離脂肪酸、や糖質やタンパク質の酸化を防ぎます。
◆ 緑黄色野菜 木の実(ナッツ)

鉄分やタンパク質
先に挙げた食べものや栄養素は特に強化したいものですが、基本は三大栄養素を不足させないこと、これを利用するためのビタミンやミネラルを十分にすることです。
貧血の改善は「鉄分」の摂取だけではできません。さまざまな栄養素や連鎖的に必要になっていきます。
エネルギーは炭水化物から、
体づくりにはタンパク質と脂質、
この基本を忘れず、季節ごとの旬野菜からのビタミンやミネラルも摂りましょう。


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肝臓から脂肪を減らす対策

できるだけ早くから脂肪を減らす対策が必要です」 と話すのは、東京大学大学院の門脇孝氏。
皮下脂肪がつきにくい体質の人は内臓脂肪がつきやすく、
本来、脂肪がつくべきではない肝臓などにも脂肪がついてしまう。
これが、インスリンを分泌する膵β細胞の機能低下につながる。


日本人は欧米人と比べ分泌能力が1/2と弱く、
過食を続けると彼らよりも早く生活習慣病になりやすい。

..... 肝臓に脂肪が貯まると、膵臓の脂肪細胞からインスリン分泌に支障を起こすホルモンが分泌され、結果、さらなる肥満や生活習慣病につながる。..... ということ。
肝臓に脂肪がたまるということは、腸間膜にもたまっていて、これが内蔵脂肪といわれるものです。

ファトスタチンが遺伝子レベルで脂肪形成を阻害
細胞には糖から脂肪を合成する際に必要な多数の遺伝子のスイッチを入れる「親玉遺伝子」があり、ファトスタチンはこの親玉遺伝子の働きを阻害することがマウス実験でわかった。
(京都大の上杉志成(もとなり)教授ら米ベイラー医科大と東京大のグループ 2009年8月)
ファトスタチンは、彼らが発見した肥満を防止する効果がある化合物で、コレステロール低下剤として使われる「スタチン系薬剤」とは関連がないようです。また、肥満になった後にも効果があるかどうかは、不明とのこと。
薬剤ができるかもしれない ..... 将来が楽しみです。

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脂肪肝の見つけ方

脂肪肝はな自覚症状がなく、脂肪が肝臓の3分の1を超えると脂肪肝と診断されます。
脂肪肝は脂肪が肝細胞の中にたまるもので、腸間膜に溜まる脂肪のような内蔵脂肪とは別物、ほとんどが健康診断の際の血液検査や超音波検査で偶然に発見されるようです。
  • 脂肪肝は目安として適正体重を守ることです。体重を計り増加に注意しましょう。
  • 定期検診が大事、特にエコー診断です。
    血液検査によって数値の異常を発見しましょう。
    正常値ではGOTの方がGPTより少し高いが、GPTが高くなってくると大体は肝炎の始まり。一過性に疲れていることありますが。
    ガンマGTPはアルコールにより上昇していることが多いので、飲酒が多い人はこの数値に注意しましょう。
  • 血液検査よりもエコーのほうが早期診断に役立つそうです。(エコーで見ると白く輝いている)
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肝臓の脂肪を落とす方法

ここでは、脂肪肝のときの「脂肪の落とし方」を見てみよう。

● 脂肪の率が3割以内に止まっている脂肪肝ではない人なら、 以下のことを1~2カ月続けることができれば、肝臓の脂肪はキレイに落ちる。
  • 3大栄養素の炭水化物・タンパク質・脂質がバランス良く摂れる食事を心がける
  • ジョギングや水泳などの全身運動を日常的に行って減量する
  • お酒を飲み過ぎている人は節酒・禁酒する
ただし、食べないダイエットは絶対にしないことです。
減量の目的は脂肪を燃やすこと
食事を控えて栄養が取れないのでは意味がありません。
5キロ減量などを目安にし、
5キロ痩せるくらい“運動すること”を目標にしよう。

● 脂肪の率が肝臓全体の4~5割以上では、脂肪肝の診断になります。
早めの消化器・肝臓内科の受診が必要です。


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リレンザ注射という例外的治療でガン患者が生還!!

新型インフルエンザの治療に、リレンザを静脈注射するという例外的な治療方法を使い、ガン患者が完全に回復したとの報告です。
HealthDay News 2009年9月3日

ご注意:リレンザは錠剤または吸入薬の形で認可されていて、静注薬としては認可されてません。


<以下、要約引用>
新型(H1N1豚)インフルエンザに罹患して生命の危機に瀕していた22歳の癌(がん)患者の女性が、抗ウイルス薬ザナミビル(商品名:リレンザ)を静脈 注射(静注)するという例外的な治療方法によって完全に回復したとの報告が、英医学誌「Lancet」オンライン版に9月4日掲載された。

英ロンドン大学(UCL)病院(Michael Kidd博士)
  • 患者は生命の危機に瀕していた22歳の癌(がん)患者の女性
  • 消化器系の障害のため抗ウイルス薬オセルタミビル(商品名:タミフル)を吸収できていない徴候があった
  • 粉状の吸入薬リレンザも多量の浸出液で肺がひどい炎症を生じ、十分に浸透していないと思われる状態
  • 癌の化学療法により免疫系も著しく低下していた
  • 患者は集中治療室(ICU)に入って 16日が経過、肺に浸出液がたまってからは人工呼吸器を使用
取材記者によると、ウイルスの増殖が抑制された後に炎症を鎮める目的で、リレンザ静注と同時に副腎皮質ステロイドも投与したという。
この治療 が奏効し、女性は急速に回復に向かい、体内のH1N1ウイルスが大幅に減少。5日後には自力で呼吸できるようになり、1週間余りでICUを出ることができ た。

Kidd氏は、今回の奏効例から、この秋冬の新型インフルエンザの重症患者に対するリレンザの静注が今後広く受け入れられるようになることが予測されると 述べ、この治療法が臨床現場へのプレッシャーを緩和することにもなると付け加えている。米国の専門家もこれに同意し、今回極めてリスクの高かった患者を 救ったことは大きな業績であると述べている。

さらに同氏は、次のように述べている。
今回の患者に副作用は認められていない。過去の臨床試験では、リレンザ静注は高用量でも成人で優 れた忍容性がみられるほか、生後6カ月以降の小児にも使用可能であるという。腎疾患患者での用量調整の必要性や妊婦での安全性が確立されていないなど、い くつかの禁忌(きんき)に関わる問題はあるが、妊婦も新型インフルエンザの高リスクグループとされており、重篤な呼吸器疾患を来した場合、リスクを上回る 利益が期待できる。
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=630704

リレンザ使用方法の説明ページ(吸入方法の動画があります)
http://www.glaxosmithkline.co.jp/healthcare/medicine/relenza/


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電子鼻が腎疾患を呼気から検知する

内蔵に不調や疾患があると独特の体臭や口臭になって現れるのですが、 「蛍光ナノ粒子」を使った“電子鼻(electronic nose)”を開発されたのは、つい先日のこと。この技術は、血液を必要とするシステムでした。

腎臓 ここで取り上げる電子鼻には「呼気」を調べるセンサーが使われていて、 安全に低コストで検出できる可能性があるそうです。
もともとは呼気検体から癌(がん)を検知するために開発されたこの技術、 現在は腎疾患患者の呼気検体を用いた研究が進行中です。

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呼気で腎疾患を検知する電子鼻

開発者でもあるイスラエルの研究者らは、“電子鼻(electronic nose)”を使い、 ごく早期の治療可能段階の腎疾患を検出できる可能性があるという。
この研究結果は、米国化学学会(ACS)発行のナノテクノロジー専門誌「ACS Nano」オンライン版に2009年4月27日掲載された。

実験では、マウスの呼気から27種の揮発性有機化合物から腎疾患の発症を示す最も重要な化合物5つを感知するようにしている。
「この技術を用いれば、疾患が進行し始める前でも診断が可能となる。このような早期段階で検知できれば、薬物療法と食事によって劇的に腎疾患の進行を遅らせることができる。研究の次のステップは、さまざまな種類の腎疾患を識別し、その病期を特定する技術を得ることである」
と述べるのは、イスラエル・テク二オン-イスラエル工科大学のHaick氏。

また、共同研究者であるランバムRambamメディカルセンター(ハイファ)のZaid Abassi氏は、「感度の高いセンサーが開発されれば、診断が可能になるだけでなく、薬物療法やライフスタイルの変更に対する患者の反応を非常に正確にモニターすることも可能になる」と述べる。


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過食が心配なときはアーモンド

アーモンドは、アンズ、モモやウメの近縁種ですが果肉が薄く、果肉を食べることはありません。わたしたちは、果肉と種子の殻を取り除いた仁(生アーモンド)を炒って、もしくは揚げて食べています。

グリセミック指数の提唱者ジェンキンス博士らのグループは、アーモンドを食事に取り入れることで、食後血糖値の上昇を抑え、血清インスリン濃度を下げ、体の酸化ダメージを軽減することができるという報告をしています。
よく噛んで食べることで満腹感が増加
安静時のエネルギー消費が増加する
粒として残るものもあり、これはそのまま排出される
という内容(一部)です。
一日の総摂取カロリーを合計でみたとき、食べたアーモンド分は「差し引きゼロになる」と試算する方もいるようです。

小腹が空いたときの間食には豆類を考えるものですが、
無塩タイプの、でできれば「生」のアーモンドが一番のようです。

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アーモンドのおもな健康効果

マグネシウム、ビタミンE、ミネラル、食物繊維が豊富で、生活習慣予防なら見逃せない栄養素がいっぱいのアーモンド、同じ重さの肉と同等のタンパク質を含むようですが、カロリーは高いです。
アーモンドは悪玉コレステロールを抑制
アーモンドは脂質を55%含みその約70%は、一価不飽和脂肪酸のオレイン酸で特に善玉コレステロールを維持したまま悪玉コレステロールだけを制御する働きがあります。しかも悪玉コレステロールを酸化させにくくする働きもあります。

アーモンドは肝機能や粘膜を保護
アーモンドはビタミンB2が多く、B1、B12(葉酸)も含んでいます。 ビタミンB群は、糖質や脂質の代謝にかかせないビタミンで、、肝機能を高め、粘膜や皮膚を保護すします。

アーモンドはビタミンEが豊富
ビタミンEは活性酸素による体細胞や血管の酸化を防ぐ抗酸化作用があり、老化の予防に役立つ。悪玉コレステロールの酸化を抑制し、過酸化脂質の生成を防ぎ、心臓病や糖尿病の予防に役立つ。

アーモンドはビタミンEとポリフェノールで相乗効果
アーモンドを食べるとポリフェノールとビタミンEを一緒に摂取することになりますが、相乗効果でLDLコレステロールの抗酸化作用が強化されることが米国の研究で確認されています。
アーモンドの皮に含まれる主なポリフェノール
代表はカテキン エピカテキン イソラムチネン ケンフェロール ケルセチンなどですが、この他も含めてアーモンドの皮には約20種類の抗酸化物質があると言われます。お茶やブロッコリー、イチョウやタマネギなどでも注目の抗酸化物です。

アーモンドのミネラルはバランスがよい
カルシウム、鉄、リン、カリウム、マグネシウム,亜鉛等のミネラルを豊富にバランス良く含んでいます。
一般食品の中でもナッツはミネラル分が豊富だといわれていますが、特にアーモンドは不足しがちなカルシウム、鉄、マグネシウム等の補給源として最適な食品です。

不溶性食物繊維が多い
およそ12%と豊富な不溶性食物繊維を含み、腸の働きを活発にして整腸を促します。有害物質やコレステロールを吸収し抑制するように働きます。


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自分で決める青年の卒業時期

朝の眼覚めがスッキリ、疲労感が無い、
このような睡眠ならば問題は少ないのかもしれませんが、
社会生活をする上で、心地よい目覚めは得にくいものです。

<図>年齢とレム・ノンレム睡眠

こんなときは、就寝時間を早め、朝型の生活を考えることが健康に暮らす秘訣のようです。長生きするご老人の良いところを真似ましょう。
彼らは病気をしなかったので、長寿なのです。
長寿を望んでいないとしても、病気はイタそーです。

さらに、もう1つ学ぶことは、
目覚まし時計を使う強制覚醒をやめて、
ひとりで起きる「自己覚醒」に切り替える努力をしてはいかがでしょう。

自己覚醒を訓練しましょう
まずは早めの就寝、そして寝る前に「目覚めたい時刻」を心の中で3回ほど強く念じるだけ。予定時刻の30分前後に起きることができれば成功だそうです。
若いときに訓練して「自己覚醒」ができるようになると、
生活習慣病やメタボを遠ざけることができます。

・運動や、太陽の光と室内の照明など、昼と夜のメリハリを付け、
・休日の寝だめを止めて、定時起床の睡眠リズムを守り、
・寝際のアルコールをホットミルクに変えて、
・就寝前1時間のテレビやゲーム、パソコンを止める
など。

こんなこと、若者が考えるはずがありません。
しかし、どこかの時点で切り替えていくことになります。
自分で「その時」を決めて、青年期を卒業してください。
30前後が適当かと思われる現代です。


■ 植物インスリンが血糖値に働く :
  蘭山ゴーヤー100%の糖素減
■ 冷えや低体温のこと ... :
  生活習慣が引きおこす冷えや低体温
■ まるごとチキンスープエッセンスで元気 :
  アンセリンとカルシノンのアミノ酸ドリンク
■ 生活習慣からの体の不調、その基礎知識と対策 :
  ホントナノ

図解 睡眠のステップ

睡眠はノンレム睡眠からはじまります。
ノンレム睡眠には深さに応じて4つの段階があり、深睡眠まで到達すると序々にレム睡眠に入っていきます。


一般には、これを一晩で4〜5回繰り返して目覚めます。

|||||||||||||||

入眠時のノンレム睡眠のはじまり

・・・・・・・・・・
1)段階 1 (5分ほど)
睡眠はごく浅く少しの物音や気配で目が覚めてしまいますが、
意識は閉じているので名前を呼ばれても反応できません。
  ▼
2)段階 2 (10~15分)
特徴的な2つの脳波がでています。
  ▼
3)段階 3 に入っていきます (5~10分)
脳波から規則正しい脳波へ、脈拍・呼吸・血圧と共に落ち着いてきます。
  ▼
4)段階 4 に入りました (30~40分)
この段階が最も深い睡眠状態で、脳が完全に休息しています。
段階3と4をまとめて深睡眠(徐波睡眠)といいます。
大人では、この第4段階の深い眠りが全体の1/3、少なくとも2時間はないと疲労が回復したという実感は得られません。
   ・脳で発生した熱を冷却しているとする仮説があります。
   ・この段階に入ると成長ホルモンが活発に分泌されます。
   ・やがて覚醒に向かって戻っていきます。
   ・脈拍・呼吸・血圧は安定しています。
・・・・・・・・・・
▲▲ここまでをノンレム睡眠といいます。
ノンレム催眠は脳が高度に発達した動物だけに見られるものです。
この睡眠の原型は2億年ほど前の鳥類やほ乳類の誕生とともに登場したと考えられています。
一方、レム睡眠は、動物が両生類からは虫類へ進化したときに原始睡眠から分化したものと言われています。睡眠中でも警戒が必要な時代の眠り方なのですね。

|||||||||||||||

ノンレム睡眠の後に、レム睡眠が訪れます

・・・・・・・・・・
  ▼レム睡眠に移ります。
急速眼球運動を伴う睡眠で、およそ20分〜30分の浅い眠りです。
   ・情報を再編成して記憶を整理する役割をする
   ・レム睡眠中の脳活動は覚醒時と似ている
   ・覚醒状態とノンレム睡眠とを結ぶ橋渡しの役割をする
   ・夢を見ていることが多い
   ・この期間に覚醒した場合、夢の内容を覚えていることが多い
   ・エネルギー消費率は覚醒時とほぼ同等
   ・レム催眠時の脈拍・呼吸・血圧は不規則に変化する
・・・・・・・・・・

▲▲▲▲
睡眠に入ってからここまでがおよそ90分から120分、
このサイクルが一晩に4〜5回繰り返されます。


■ 植物インスリンが血糖値に働く 薬用ニガウリ :
  カプセルで苦くない蘭山ニガウリ100%の 糖素減
■ 3kgから先は運動しないと ... :
  脂肪を燃焼させる食べ方
■ 高血糖症・糖尿病と周辺 :
  血糖値
■ 生活習慣からの体の不調、その基礎知識と対策 :
  ホントナノ

飲んで食べて不眠症を改善する方法

血糖値に問題がでないように、甘さを控え、且つ、不眠症の改善に役立つ飲み物や食べ物です。

夜の11時を過ぎたら、寝ることを考えましょう
6時間未満の睡眠は、これ以上の睡眠と比べて糖尿病発症リスクがおよそ5倍になる報告が米国心臓協会(AHA)の心血管疾患疫学・予防会議で発表されています。少ない睡眠時間は長期的には良い結果にはならないようです。

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就寝前に飲むと良いもの

神経の高ぶりを抑えスムースな入眠を誘う飲み物です。
就寝の30分前までにいただきましょう。
  • 牛乳
    眠る前にホットミルクを一杯飲みましょう。トリプトファンが働きます、ココアやハチミツを入れてもよいです。
  • チョコレートやココア
    カカオポリフェノールには抗ストレス効果があります。血糖値が気になるときは甘さを控えましょう。
  • ハチミツ
    就寝前ならハチミツ50cc 程度をカップ一杯のお湯やホットミルクで飲みます。
  • レタスジュース
    レタスの芯にレモンやハチミツを加えたレタスジュースを飲みます。芯に多い白い汁の働きです。
  • ハーブのカモミール
    鎮静作用と血行をよくするカモミール、フルーティーでリンゴのような香りがします。これにリラックス効果の「リンデン」「レモンバーム」をミックスしてもよいです。
  • リンゴの香り
    生のリンゴやダイダイなどを枕元に置いておくことでも催眠効果があると言われます。

    果物の甘い香りや柑橘系の香りには、精神安定や催眠に働くものが多くあります。アロマオイルを利用することも良い方法ですが、米オハイオ州立大学健康心理学部長の Kiecolt-Glaser氏によれば、香りを楽しむならそれで良いが、心理状態の変化や本当に健康に有効であることは期待すべきでない、としています。
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夕食に食べると良いもの

働きはじめるまでに時間が必要なタンパク質は夕食時に食べましょう。
  • カルシウム
    カルシウムが不足していると、神経過敏、寝付きが悪い、憂鬱などになります。消化の良いものには、チーズやヨーグルト、豆腐や納豆、などがあります。
    (牛乳、チーズ、かいわれ大根、かぶ、大根の葉、大豆、小魚、海藻など)
  • ビタミンB群と硫化アリル
    代表料理はレバニラ炒めや豚肉とタマネギを使う調理ですね。 ビタミンB1は自律神経の働きを調整し、血行を良くし、疲労回復に。 ビタミンB12には睡眠と覚醒のリズムを調整する働きがあります。 硫化アリルは、ビタミンB1の吸収を良くする働きがあります。ネギやタマネギ、ニンニクの生食に効果がありますので、加熱は控えめにしましょう。
  • トリプトファン
    食べることで摂取しなければならない必須アミノ酸の1つ。
    脳内で神経の信号を伝える物質である、セロトニンやメラトニンの原料となります。
    (牛乳や乳製品、豆・豆製品、バナナ、アボカド、肉類、スジコ、タラコなど) ※ 夜搾られた牛乳(ナイトミルク)は日中のミルクに比べて、3〜4倍のメラトニンを含むと言われています。(大塚チルド食品の「ネム〜」がある)
  • ギャバ
    神経伝達物質のガンマ・アミノ・酪酸、アミノ酸の一種です。 抑制系の脳内神経伝達物質で、気分をリラックスさせる効果があり、 医療で処方される睡眠薬の多くは、脳の中でギャバの作用を強めるものです。
    しかし、ギャバのリラックス効果の持続は2時間ほどなので、ギャバは就寝前に摂るようにしましょう。
    (発芽玄米、玄米や胚芽米、アワ・キビ・ヒエ・大麦などの雑穀、漬物、小魚、トマト、スプラウト(発芽野菜)、ココア、チョコレート)
  • グリシン
    非必須アミノ酸の一種。休息アミノ酸とも言われています。 グリシンは甘みを示すアミノ酸で、エビや貝など魚貝類の甘みとして有名です。 脳内神経伝達物質に働きかけ、睡眠パターンを正しく調整すると言われています。
    (エビ・ホタテ・イカ・カニ・カジキマグロなどの魚介類に多い)
  • ラクッコピコリンやラクッシン
    レタスの芯に多い白い液体に含まれるラクッコピコリン(lactucopicrin ラクチュコピクリン)、葉では半分以下になるようです。
    ラクチュコピクリンは睡眠誘導ホルモンのメラトニンやセロトニンと同じ効果があります。レモンやハチミツを加えた「レタスジュース」なら就寝30分前に飲みましょう。
    日本では生サラダで食べることが多いレタスですが、夕食には、芯も使うスープや炒め物にすると量がかさばらず頂くことができます。サニーレタスやサンチェなどでも効果があります。
  • テアニン
    緑茶に含まれているアミノ酸の1つです。脳の興奮を鎮め、アルファ波を増やし、精神を安定させる働きがあります。血圧降下作用、記憶学習能力向上作用、体重増加抑制作用なども確認されています。
    (睡眠改善効果があるものの強い催眠効果は認められない)
  • ヒマワリの種
    ヒマワリはキク科の一年草です。原産地は北アメリカで、紀元前から原住民の食用作物とされていました。
    必須脂肪酸のリノール酸が多く、アミノ酸のアルギニンを含み、ビタミンE、B1、葉酸、鉄、カルシウム、カリウムなどが豊富です。
    種の外皮には、クロロゲン酸、イノシトール、フィチン酸、オリザノールが含まれています。611kcal/100gと高カロリーなので、肥満の人は控えめに。健康な人も食べ過ぎに注意が必要です。
  • 粟(アワ)(餅粟)
    五穀の1つアワはトリプトファンを多く含みます。初めて食べる人は、お米に1〜2割を混ぜて炊くとモチモチの炊きあがりが楽しめます。白米2カップに餅粟3分の1カップ程度から炊いてみましょう。食感に慣れたら多めに入れても大丈夫。
    また、もち米と5:5で混ぜてつくと粟餅ができ、粉に挽いて団子にしてもよい。
  • 蓮の実やレンコン
    蓮はハス科の多年性水生植物。根の部分はレンコンとして食べています。 肝臓の働きを助け、ビタミンB12も含まれ食物繊維の代表食品として、整腸作用、ガン、糖尿病、 心臓病、高血圧、脳卒中の予防にも有効といわれています。
    果実(種子)はでん粉が豊富で甘納豆や汁粉などとして、中国や台湾ではアンにして、月餅、最中などの菓子に加工されることがあります。また、蓮肉(れんにく)という生薬として、鎮静、滋養強壮作用があります。
  • クキチシャ
    キク科の淡色野菜で原産国は中国。レタスの仲間なのですが、結球せずに茎の長さが30cmくらいにも長く伸びていく品種です。
    アスパラガスのような香りがある太く伸びた茎と、甘味のある若い葉の部分を食べます。葉はそのままでサラダなどにして、歯ざわりのよい茎は皮をむいて茹でてから、サラダやスープ、炒め物などにして食べべます。
    (一度乾燥させて水で戻したもののコリコリした食感から山クラゲと呼ばれる)
  • ナツメ
    体の疲れを取り滋養強壮効果の高い漢方薬の1つとして知られ、ビタミンC、B1、カルシウム、鉄、カリウム、マグネシウムなどが多く含まれ、鎮痙、鎮静、利尿作用があり、不眠症、貧血、高血圧、骨粗しょう症などにも有効です。
    ● なつめ酒:乾燥ナツメを細かく切り、ホワイト・リカーとグラニュー糖を加えいれ、二ヶ月以上冷暗所においておくと、飲むことができます。更に置くとまろやかになります。白ワイン(砂糖は加えません)を使ってもよいです。
    不眠症・貧血・精神安定・滋養強壮に効果があるといわれています。


■ 植物インスリンが血糖値に働く 薬用ニガウリ :
  カプセルで苦くない蘭山ニガウリ100%の 糖素減
■ 3kgから先は運動しないと ... :
  脂肪を燃焼させる食べ方
■ 生活習慣からの体の不調、その基礎知識と対策 :
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胃症状には食生活が影響しています

胃に負担をかけないためには、繊維質の多いものや、甘いもの、辛いもの、しょっぱいもの、冷たいもの、熱いものは避けましょう。
偏った食事をさけることです。
調子が悪いときは休養を取り、ぬるめの湯豆腐のように、タンパク質の多い消化の良いものがおすすめです。タンパク質や、粘膜を正常にするビタミンA(ウナギ、鳥や豚の肝臓、イカなど)が不足しないようにしましょう。

怖い副作用の連鎖
例えば関節痛で長期にわたり痛み止めを服用するとおよそ半数の人で胃炎をおこし、胃潰瘍や十二指腸潰瘍に進展することがあります。このようなときには胃炎を改善・進展を食い止める胃薬を利用することになりますが、これを長期に利用すると栄養の吸収を阻害することにもつながります。
胃腸薬の安易な利用や長期服用は感心されません
不調を感じるときは、食事を控え、胃腸を休めることからはじめましょう。

胃薬とは
胃腸薬は、胃および腸の疾患の治療や、症状の緩和に用いられる医薬品の総称で、俗に胃薬(いぐすり)と呼ばれることも多い。
胃酸を中和し、胃腸の過度な働きを抑制するものと、胃酸の分泌を促進し、胃腸の働きを活発にするものとに大別できる。
症状 にあわない胃薬を選択すると効果がないばかりか、症状を悪化させることとなる。これら両方の効果を持つ複合胃腸薬(総合胃腸薬)も市販されている。
広義には、瀉下薬や止瀉薬も胃腸薬に含まれる。(Wiki)

胃薬の分類

おおまかに4つに分類できます。
(1) 制酸薬 (2) 胃の痛み止め ・・・ 胃炎に働く
(3) 健胃消化薬 (4) 複合胃腸薬 ・・・ 消化に働く

◆ 制酸薬のH2ブロッカーやプロトンポンプ阻害薬
H2ブロッカーですが、これは、胃液の分泌の合図となるヒスタミンH2受容体に作用するもので、制酸薬というよりは胃酸の分泌を抑制する薬です。
これは、本来医師の指示の元使うべき薬で、緊急時に1〜2回使う程度にし、効かないと感じるときは受診するようにしましょう。
  • 胃酸の分泌を抑制すると、胃の酸度が下がりカルシウムや鉄分の吸収が悪くなることが懸念されます。また、このような作用がある薬剤は胃粘膜を萎縮させていますので、度重なる服用には注意しましょう。
  • プロトンポンプ阻害薬(PPI)は、1年以上長期の服用で、大腿骨頚部骨折が増えることが報告されています。
  • 制酸剤として使われることがある水酸化アルミニウムがアルツハイマー病の原因になる可能性? アルミニウム含有の胃薬の副作用としてアルミニウム脳症があるというのは医薬品情報としてハッキリ明記されてます。
制酸薬では、ガスター10、タガメットが知られています。

◆ 胃の痛み止めのサクロンなど
胃 を支配する自律神経に作用して胃の緊張や痙攣を抑えたり、胃酸分泌を抑える薬で す。胃の痛み止めは、夜中の発作的な痛みなど、やむを得ない場合に使う薬ですので、1〜2回服用しても痛みがおさまらないときは早くに受診して下さい。
痛み止めでは、タケダ鎮痛鎮痙胃腸薬、リンデルカプセルも知られています。

◆ 消化薬のビオフェルミンなど
消化薬とは、消化を促す「酵素(こうそ)」のことです。 食べ過ぎたときや、お腹おっぱい、と言うときに服用します。


◆ 複合胃腸薬の太田胃散など 健胃消化薬もはいっていて、制酸薬も入っている、そして痛み止めもはいっているという幕の内弁当式の胃薬。
胃薬えらびは難しいといわれていますが、迷ったら複合胃腸薬を飲めば良いのです。

消化ホルモンについて

胃腸、肝臓、胆のう、肝臓などの機能を調節する消化管ホルモンは約35種類がしられています。消化管で生成され、内分泌されるホルモンです。
一般にはセクレチン・ガストリン・コレシストキニン‐パンクレオザイミンなどが有名で、消化液の分泌、消化管の運動などを調節しています。

◆ コレシストキニン
コレシストキニン-パンクレオザイミン、パンクレオザイミン、CCKともいう。小腸・脳などに発現しているペプチドホルモンで、アミノ酸、脂肪酸によってその分泌が促進、胆嚢を収縮させ胆汁の分泌を促し、膵液の分泌を促し、食欲を抑制する機能がある。
肝臓におけるグルコース産生のコントロールに重要な役割を果たしていることが動物実験で明らかになり、医学誌「Cell Metabolism(細胞代謝)」2009年8月6日号に報告されました。

◆ コレシストキニン‐パンクレオザイミン
十二指腸の粘膜の細胞から分泌されるホルモン。消化酵素に富む膵液(すいえき)の分泌を促し、また胆嚢(たんのう)を収縮させるので、胆汁の排出が促進される。
胆嚢の機能検査に利用されます。コレシストキニンとパンクレオザイミンとは別個に発見され、その後同一物質と判明しています。

◆ セクレチン
胃液で酸性となった胃の内容物ーータンパク質ーーが十二指腸に移行するとき、同粘膜より分泌される消化管ホルモン。セクレチンは膵導管細胞と胆道から重炭酸イオンに富む膵液を分泌させ、酸性胃内容物を中和します。
また、血液に入って膵臓(すいぞう)に作用し、膵液の分泌を促進します。

◆ ガストリン
胃粘膜のG細胞から分泌される代表的な消化管ホルモンの一つ。胃液分泌を促進する。タンパク質部分分解物、アルコールなどが胃に到達すると分泌が刺激される。
胃壁の機械的な刺激でも分泌が引き起こされ、幽門部のpHが分泌を調節しています。 また、ガストリン分泌はセレクチンによっても抑制されます。

◆ GIP
消化管内のグルコースや脂肪によって分泌が引き起こされるペプチド。胃液分泌と胃運動を抑制し、膵臓のインスリン分泌を高める作用がある。


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女性の不眠症はストレスが大きい

女性の睡眠不足は、男性に比べてより心理的なストレスや2型糖尿病、心疾患のリスクを高める要因になっているという米デューク大学の報告があります。

また、睡眠障害を訴える人の約80%は、不眠症と呼ばれる精神的なストレスなどが原因の睡眠障害だといわれています。

快眠を得るための基礎知識
専門家によると、睡眠というものに難しく取り組む必要はなく、いくつかの簡単な手順を踏めば、量と質の改善ができるという。
1)週末も含む1週間の睡眠を規則正しく取ること
 ・一日を最善の状態にするには一晩に7~8時間の睡眠が必要
 ・週末に昼寝や余分な睡眠を取ることは避ける
 ・運動も睡眠には良い、就寝前のストレッチも効果

2)寝る前のテレビとカフェインは、まさに “睡眠の敵”
 ・寝室は落ち着いて眠れるように整えること
 ・適温に保ち、騒音対策にカーテンや雨戸をしめること

3)疲労を感じる状態になっているなら医師に相談すること
 ・慢性的な不眠症は新陳代謝を変え、肥満や糖尿病を発症させる
 ・睡眠中に呼吸が中断し目が覚める睡眠時無呼吸は気付かない

不眠症とは
「寝つきが悪い」「眠っても何度も目がさめる」「熟睡できない」といった症状がたび重なり、慢性化している状態。
5人に1人が睡眠に関して何らかの悩みを抱えており、そして10人に1人が「不眠」で悩んでいるという調査報告があります。
しかし、睡眠には個人差があるため、検査してみれば7時間以上眠っているにもかかわらず「眠れない」と感じる人もいれば、3〜4時間睡眠でも平気な人もい ます。ですから、客観的に何時間眠っていようと、本人が安眠・快眠できないと自覚する状態が継続する場合を不眠症と判断するケースが多いようです。

本人のやる気の問題ではなく、不眠症は睡眠障害の一種で病気とされています。満足に眠れない日が続くと「体がだるい」「日中に居眠りをしてしまう」など、日常生活にさまざまな支障をきたします。
寝覚めが優れないようなら、就寝時間を早めることが大切です。

不眠症の原因
  • 騒音、温湿度、部屋の明暗、家族は歯ぎしり など寝るときの環境が原因
  • 海外旅行の時差ボケ、深夜勤務などによる生理的な要素が原因
  • 悩みや心配事、ストレスなどの心理的要素が原因
  • 睡眠時無呼吸症候群、むずむず症候群、周期性四肢運動障害など、何らかの器質的疾患によるもの
  • うつ病や不安障害などの精神科領域の病気が原因


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高校生4割が生活習慣病予備軍について

厚労省のコホート調査で高校生の生活習慣病への懸念が指摘されています。 同省では、思春期に対する生活習慣病のガイドラインを作成しようとしているようですが ..... 。

提言の最後には、「復囲が80cmを超えたら医療機関に相談しよう」 とあり、日本肥満学会認定の「認定肥満症専門医リスト」を紹介している。
自助努力をサポートする「すぐに役立つ」紹介情報が少なすぎで、
この誘導は、おかしくないですか?

・・・高校生の生活習慣病の検診とアンケートから ・・・

千葉、富山、鹿児島の3県の高校生男女1500人を対象に06〜08年度、身長や体重、血圧、血液、生活習慣などを調べ、うち、1257人から中性脂肪や空腹時血糖、空腹時インスリン、尿酸、善玉コレステロールなどのデータを得た。

結果は、つぎのようになった。
  • 高校生の4割超が、高血圧や高中性脂肪、高血糖など何らかの基準値を超え、生活習慣病予備軍になっている。
  • テレビの視聴時間が長かったり、朝食を抜いたりする生徒は、値がより悪かった。
これまで、思春期の生活習慣病の基準値ななかった。
そこで、研究班では、成人の値を参考に基準を作り、各項目で値の悪い方から1割を高血圧症、高中性脂肪などの「生活習慣病」と定義。30代以降に重い生活習慣病になるのを防ぐため、成人の値より厳しめになっているという。
調査は厚生労働省研究班(班長、吉永正夫・国立病院機構鹿児島医療センター小児科部長)によるもの。

調査内容の傾向として、次の3点が挙げられています。
  • テレビの視聴時間が長いほど血圧や血糖の値が悪かったこと。
  • 男子では朝食を食べない生徒ほど内臓肥満になりやすかったこと。
  • 母親の体格指数(BMI)が高い生徒の内臓肥満度も高かったこと。
また、調査班からは以下の提言があります。
  1. 可能なら運動系部活に参加しよう
  2. 運動系部活に参加していない場合は、休日に60分以上の運動をしよう
  3. テレビやゲームの時間は平日50分以内、休日100分以内にしよう
  4. 朝食を毎日とろう。食物繊維を積極的に摂取しよう
  5. 腹囲が80センチを超えたら、医師に相談
提言を実行する前に:やせすぎへの注意
一方、やせすぎないことも生活習慣病予防に必要です。18歳から25歳の日本人女性の25%が、BMI 18.5 以下の"やせすぎ"です。
やせすぎると、将来の不妊症や骨そしょう症になりやすいばかりか、やせた女性から生まれるときに体重が少なく、そして整腸後にはかえって生活習慣病や動脈硬化になりやすいことがわかってきました、注意していただきたいと思います。

・・・・・おわり・・・・・・・・・

どうですか?
若いときからの生活習慣なので、成人でも難しいことが多いものですが、 少子化や過疎化で地域統合が進み、通学バスを使わざるを得ない地方では、 さらに深刻な状況を様々に抱えています。

「高校生本人、保護者、学校関係へのご指導にお使いいただければ ... 」 とする提言は、現場で現実的ではありません。
このような締めくくりになってしまう今の医療機関で、 生活習慣病の予防や改善は、解決されるのでしょうか?

使いにくい調査データ?
研究代表者は鹿児島にある国立病院小児科の先生です。 生活習慣病に関連する調査なら、青森や秋田、長野、..... 沖縄、なども加えた定点観測が欲しいのですが、体系的にデータを積み上げるつもりは無いようです。


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新型インフルエンザの80%に基礎疾患があったNY

大半の健常者にとっては、通常のインフルエンザとほぼ同じだと考えられますが、重症化のリスクが高いとされている次のような方は本気で対応しましょう。
  • 妊婦、幼児、高齢者
  • 慢性呼吸器疾患・慢性心疾患・糖尿病などの代謝性疾患・腎機能障害・免疫機能不全などを有しており、治療経過や管理の状況などを勘案して医師により重症化のリスクが高いと判断される人
||||||||||||||||||||
7月のニューヨークでは基礎疾患患者が80%
慢性呼吸器疾患などをまとめて、基礎疾患の危険因子とすると、
7月のニューヨーク市では全体のおよそ80%にも達する情報があります。 これは米ニューヨーク市から情報公開されたもので、
7月の時点での同市で新型インフルエンザによって入院した909人の内訳です。 次のように、入院患者全体のおよそ80%は何らかの基礎疾患の危険因子をもっている人達となっています。
  • もっとも多かったのは喘息で29%(268人)
  • 喘息以外の呼吸器疾患が11%(102人)
  • 糖尿病が13%(114人)
  • 心疾患が12%(105人)
  • 慢性の肝臓病や腎臓病は8%(71人)と続いています。
|||||||||||||||||||
新型インフルエンザの優先接種の対象者案
舛添要一厚生労働相は9月1日の閣議後の記者会見で、 優先接種の対象として、以下の対象者を挙げ、「専門家の間で、ほぼコンセンサスができつつある」と述べた。今月中に正式決定する。
● 医療従事者、妊婦、乳児の母 (各100万人)
● 基礎疾患(ぜんそく、糖尿病など)のある患者 (1,000万人)
● 6カ月〜就学前の乳幼児(600万人)

厚労省のニュースリリースから(2009年8月27日)
● ワクチンの国内生産量(年内):1300~1700万人分
● 9月中に接種体制等に関する政府方針を決定し、その後10月下旬にワクチンが出荷され次第、接種を開始。
● ワクチン接種開始後の副反応については、接種開始前の安全性・有効性の調査に加え、開始後においても情報収集し、その安全性を確保するとともに、適切な救済措置を講じる。
※ 新型(豚)、新型(鳥)、季節性、それそれを個別に出荷するようです。

|||||||||
興味あるアンケート
2009年1〜3月(A/H5N1のフェーズ3段階と、同年5月(A/H1N1のフェーズ5段階)の2回にわたって行われた香港の医療従事者を対象にしたアンケート。回答者の内訳は看護師が73%、医師が18%などで、接種を受容すると回答したのは、いずれも半数以下だったという。
その理由は、
  • A/H5N1ワクチンでは「副作用が心配」が最も多く、
  • A/H1N1ワクチンでは「副作用が心配」「ワクチン接種に適した時期ではない」「単に希望しない」がそれぞれ20%を超えていた。 また、「ワクチンの効果に疑問」という回答も20%近くあったそうだ。
||||||||||||||
エール大学のシミュレーション
通学年齢の子供と、その親の世代に当たる30代成人にワクチンを優先接種すると、新型を含むインフルエンザによる社会全体の被害を最小限に抑えられるとする試算結果を米エール大のグループがまとめ、20日付米科学誌サイエンス(電子版)に発表したそうです。

過去の流行した時のデータや、個人がどの年齢層と接触する機会が多いかの調査結果を基に、どの年齢層に優先的にワクチンを接種すれば効率的に感染拡大を防げるかを試算した。幾つかの条件があるなかで、5~19歳の子供と30~39歳の成人に優先接種すると最も感染者や死者が少ないことが分かったとしています。

さすが、ネットワーク・コンピューテイングの国。
フットワークがいいですね。


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カンタン、若い人の糖尿病予防法

肥満を経験しなければ、
糖尿病になる確率を減らすことができるので、
ラーメンや白米、清涼飲料やジュース、スナック菓子、酒、甘い物の食べ過ぎに注意します。

平成9年に日本で行われた、「糖尿病実態調査」では、
糖尿病が強く疑われる人の52.7%、糖尿病の可能性を否定できない人の37.3%が、過去に肥満だった事があり、過去に経験した体重が重いほど、糖尿病にかかりやすいという事がわかっています。

  • 日本人の肥満はBMI>25です。
    (普通体重はBMI が18.5~25)
    毎日、体重を計り適正体重を超過しないようにしましょう。
     
  • 内臓機能をアップしましょう
    男性は気付きにくいのですが、
    男性も女性も現代人は体を冷やしています。
    夏でも冬でも、常温以上の真水を飲みましょう。
    食事では、一食分の料理を足して温かい温度になっているようにして、 消化・吸収を良くしましょう。

    年間を通じて温めのお風呂に15分程度浸かり、体を温め血行を良くしましょう。 お風呂は体を清潔にするだけでなく、体を温めて疲れを取り、リラックスするようにつかいましょう。
     
  • グッスリ寝ましょう
    健康体の概日リズム(がいじつリズム)では、夜11頃からメラトニンの分泌量が増えていきますので、これに合わせて就寝するように生活リズムをつくりましょう。
    起床は部屋を明るくし、朝日を浴び、朝ご飯を食べることで体を目ざまさせるようにします。
     
  • 趣味に浸る時間をつくりましょう
    一日に1回、最低でも週に1回、至福の時間をつくりましょう。 趣味などで過ごす時間をつくり、ストレスを開放することです。
    しかし、食べることでストレスを発散してはいけません。欧米人では肥満がはじまりますが、日本人は肥満する前に糖尿病や痛風になっていきます。
     

◆ 食べ過ぎないこと、栄養のバランスをとること

  • 3食を規則正しく食べ(朝食は絶対に抜かない)、 間食や夜食を避け、3食の食事前には空腹感をつくりましょう。
  • 野菜はたっぷり一日350g 以上。このうち緑黄色野菜は120g 以上が良いとされています。
  • タンパク質・ビタミン類・ミネラル類は、特に不足しないようにしましょう。
  • 甘い物や、脂っぽいものを食べ過ぎないように。
    他、いろいろありますが、これが基本です。

◆ 運動は有酸素運動、合計で1日20~30分以上

「有酸素運動」というのはウオーキング(速歩)、ジョギング、サイクリング、水中運動などで、軽く汗ばむ程度がよいとされ、脈拍が1分間に110~120 を越えない程度が目安。
20分とか30分以上運動しないと脂肪は燃焼しない、これは皮下脂肪を落とすときのこと。 体脂肪を落とすなら5分とか10分でもよい。5分を6回で合計で1日30分とかでも良いのです。

学生時代にスポーツをしていないなら、スクワットや筋トレで鍛えましょう。とくに女性は少しの筋肉質になることで、体の不調から開放されていきます。 栄養を食べないダイエットは命を縮めているだけです。

◆ 食事でも運動でも出来ることから

糖尿病というのは、何年も、あるいは何十年もの時間経過で発病します。 少しでも、できる事からでも良いので、まず始める事が最もたいせつです。


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インスリン抵抗性では、T細胞がすくない

だから、糖尿病は感染症にも弱いのかもしれません。
  • 血糖値が上がったままの状態を長く続けなければ糖尿病にはならないのです。
  • 糖尿病といわれても、血糖値をうまく管理してさえ行けば普通の生活ができます。
  • 糖尿病は自身で長く続けられる食事法や運動による血糖管理が大切です。
血液中の糖の濃度、つまり血糖値が高い状態、あるいは過去に高い状態が続いていたことがある場合を糖尿病と言ますが、それ自体では特別緊急を要する 問題ではありません。
しかし、血糖値が高い状態が続くことによって起るその他の症状が極めて危険な状況を生むため、糖尿病は怖い病気と言われています。

糖尿病はことに、血管に関わるいろいろな障害が、取り返しのつかない、修復できない状況にしていきます
例えば、目の毛細血管が弱り、破けてしまうことにより、目が見えなくなる。 足の血管がつまり、ちょっとした怪我や細菌感染で壊疽を起し、切断を余儀無くされる。
心臓の血管に異常が生じれば、心筋梗塞。脳の血管であれば、脳硬塞。 といったぐわいで、このような症状は自覚症状のないまま進行し、ある日突然発症します。

糖尿病予防では「肥満」しないこと、治療でも肥満を解消すること、が必要とされていますが、日本人はやせ型でも糖尿病になっています。

欧米人の糖尿病発症は、はじめにインスリン抵抗性があり、次にインスリン分泌低下と進みますが、日本人では、もともとインスリン分泌能力が低いため、発症時点で同時に2つのことが現れています。
それだけに、日本人の糖尿病は予防が大事となります。
なぜなら、インスリン抵抗性は「肥満状態」をダイエットすることでも解決できる可能性がありますが、疲弊したすい臓が原因のインスリン分泌低下は、簡単には解決できないのです。

インスリン分泌については、幹細胞移植という方法もあるようですが、 一般には、過食しないことや、血糖値の急上昇を避けることで不足することを避け、最終的にはインスリン注射による補完が用いられます。

インスリン抵抗性については、肥大した脂肪組織の炎症で分泌されるサイトカインがインスリン抵抗性を生じさせていると見られてきましたが、そのメカニズムは明らかになっていませんでした。 このことについて、最近、、免疫細胞の「T細胞」が関わっている新しい報告が米テキサスA&M 健康科学センターからあります。

同センターの報告では、
「肥満マウスは免疫系のT細胞が不足しており、この減少は免疫系をインスリン抵抗性となるように仕向けている。T細胞を正常値近くに回復させると、高脂肪食を続けていてもマウスの体重が減少し、インスリン抵抗性が改善される」としています。
また、T細胞はアレルギーに関係しているのですが、普通のマウスにマスト細胞(暇万細胞)を「安定化」する作用をもつアレルギー薬を与えたところ、これも効果があり、この薬剤のヒト糖尿病用バージョンを開発する動きがある、という報告もあります。

T細胞:
免疫系で自己と非自己を区別する役割をもち、免疫応答の制御や感染した細胞を死滅させたり、免疫の中心的役割を果たしてます。もしT細胞が無くなると免疫機能全体が弱まり、結果、死を迎えることになります。

肥満細胞:
肥満細胞(ひまんさいぼう)は哺乳類の粘膜下組織や結合組織などに存在する造血幹細胞由来の細胞。マスト細胞 ( mast cell ) ともいう。すい臓のランゲルハンス細胞とともに炎症や免疫反応などの生体防御機構に重要な役割を持っています。
肥満細胞は通常アレルギーに関係しており、IgE(免疫グロブリンE)を介したI型アレルギー反応の主体となるものです。

ちょっと、ひとこと。
血管へのダメージは、知らないうちに少しずつ進行する高血糖への傾斜からなじまります。若いときから、過食に注意し、日常の活動量(運動)を維持する暮らしが基本ですが、このことを医療では教育していません。
国として医療費を抑制するのなら、このことを子供のときから意識付けることが本当の予防対策ではないでしょうか。トクホ商品を売ることに手を貸す前に、しっかりした食育を実施してほしいものです。


■ 植物インスリンが血糖値に働く 薬用ニガウリ :
  カプセルで苦くない蘭山ニガウリ100%の 糖素減
■ 3kgから先は運動しないと ... :
  脂肪を燃焼させる食べ方
■ イミダペプチドのアミノ酸とはこれのこと :
  アンセリンとカルシノンのアミノ酸ドリンク
■ 生活習慣からの体の不調、その基礎知識と対策 :
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