ケトン体 ... カラダが酸性化

炭水化物を制限し、脂肪燃焼モードでできるものにケトン体があります。
弱アルカリの身体が酸性化、炭水化物ダイエットや糖尿病では注意、 強い倦怠感や昏睡となり生命に深刻な状態とこともあります。

ケトン体(アセトン体)とは:
● アセトン、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸のことをまとめてケトン体といいます。
● ケトン体は脂肪の分解により肝臓で作られる窒素酸化物、肝臓から血液中に出されます。
● ケトン体はエネルギー源として、あるいは脂肪の合成に、心筋、骨格筋、腎臓などさまざまな臓器で再利用されます。
● 肝臓では、エネルギー源や脂肪の合成にケトン体を再利用できません。
● ケト原性アミノ酸のリシンとロイシンは、脂肪酸やケトン体に変えることができます。
( ↑ アスリートが持久力アップに使うタンパク質)

なんだか良さそうなプロフィールですが .....
体内にケトン体が増加する状態をケトーシス(ケトン症)といいます。

ケトーシスは、インスリンの欠乏や炭水化物不足などが原因で脂肪組織から脂肪酸が作られ、その約半分が肝臓でケトン体になることにより起こります。特に、
 ・アセト酢酸
 ・β-ヒドロキシ酪酸
は比較的強い酸であるため、
これらによるケトーシス(ケトン症)をケトアシドーシスとも呼ばれています。ケトン体の蓄積により体液のpHが酸性に傾きます。

ダイエットでのケトアシドーシス:
1ヶ月に1kg以上体重を落とすようなダイエットを実行すると、頭痛やめまいがしたり喉が渇いたり、気分が悪くなったりする場合があります。
これは体内に「ケトン体」と呼ばれる物質がとどまり、体液を酸性に傾けるために起こる現象です。特に急激なダイエットの際には、ケトン体が体内に溜まりやすいため、注意が必要となります。
ケトン体を体外に追い出す方法は水分を十分に摂ること。
といっても、
1日あたり約1.5〜2リットルの水分です。これは、普通に必要とされている基本的な水分量ですが、お茶やコーヒーからではなく、真水です。

糖尿病性ケトアシドーシス:
1型糖尿病患者に多く、血液中のケトン値が高くなり血液が酸性に傾く状態をいう。意識障害やクスマウル大呼吸と呼ばれる呼吸が特徴です。

自分でできるケトン体測定:
ケトン体を測定する尿試験紙が市販されています。
くれぐれも「尿糖」を計る試験紙と間違わないように。また、タンパク尿なども同時に計測するものもあります。よく確認して購入しましょう。

糖尿病患者では健康管理の指標:
糖尿病患者の場合、尿中・血中のケトン体の量は管理状態の指標となります。 尿中と血中のケトン体を検査することにより、糖尿病性ケトーシスの状態をより詳しく知ることが可能です。
(糖尿病では病院で正確に調べてもらいましょう)
・尿ケトン体が陰性ならば糖尿病の管理は良好
・尿ケトン体が陽性ならば管理状態は不良

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糖素減の説明ページ

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