膵臓は消化管に付属する分泌器官で、肝臓の次に大きい臓器。
重量が約70g、長さが約15cmあります。
炭水化物、脂質、及びタンパク質の消化に欠かせない
・膵液を1日におよそ1,200ml分泌し、
更に血中には炭水化物の代謝のためのホルモン
・インスリンを放出します。
膵液:
● 十二指腸に消化物があると合成・分泌がはじまります。
● 糖質や蛋白質・脂肪などを消化する酵素です。
● 消化酵素は膵臓の外分泌腺でつくられ、膵管という管を通って十二指腸へ分泌されます。
・炭水化物には、アミラーゼ
・タンパク質には、トリプシン・キモトリプシン・エラスターゼ
・脂肪には、リパーゼ
などが、おもな消化酵素です。
炭水化物の代謝のためのホルモン
炭水化物の代謝のためのホルモンをランゲルハンス島の細胞で合成・分泌、一度、肝臓を通ってから全身にいきわたります。
・膵A細胞(膵α細胞)からグルカゴン
・膵B細胞(膵β細胞)からインスリン
・膵D細胞(膵δ細胞)からソマトスタチン
・膵F細胞(PP細胞)から膵ポリペプチド
( ↑ 食物の吸収を穏やかにするといわれるもの)
● ランゲルハンス島のβ細胞(膵α細胞)
日本人は遺伝的にランゲルハンス島β細胞が弱い体質となっている人が多いといわれています。このため、欧米の白人ではインスリンの分泌障害が最初に始まり、次に抵抗性が表れるといわれていますが、日本人はこの2つが同時に現れることが多いそうです。
● ランゲルハンス島のα細胞(膵α細胞)
低血糖時にグルカゴンを合成・分泌するところ。グルカゴンにより糖新生が始まります。また、膵臓のα細胞にインスリンが入ると直接グルカゴンの産生が抑制されます。
● ランゲルハンス島のδ細胞(膵δ細胞)
ソマトスタチンは、膵臓・脳の視床下部・消化管などから分泌されています。
・成長ホルモン分泌に対し強い抑制作用を示し、
各種刺激に対する成長ホルモン分泌を抑制します。
・甲状腺刺激ホルモン、インスリン、グルカゴン、胃酸分泌、
消化管運動、膵外分泌に対しても抑制的に作用します。
この作用により食欲が抑制されると言われます。
ソマトスタチンの分泌は十二指腸や小腸から分泌されるコレシストキニン(cholecystokinin)や、たんぱく質のアルギニン,ロイシンによって促進されるといわれます。
● ランゲルハンス島のPP細胞
膵ポリペプチドは、食後に小腸から分泌されるホルモンで、脳に満腹感を伝える働きがあり、食物の吸収を穏やかにするといわれています。
※ この他、膵島腫瘍で産生されることがあるガストリン、血管作用性腸ポリペプチドがあります。 ガストリンは、胃の粘膜細胞から分泌されるホルモンで、胃腺壁細胞による塩化水素の分泌を刺激して胃酸を増やす働きをします。
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