皮下脂肪がつきにくい体質の人は内臓脂肪がつきやすく、
本来、脂肪がつくべきではない肝臓などにも脂肪がついてしまう。
これが、インスリンを分泌する膵β細胞の機能低下につながる。
日本人は欧米人と比べ分泌能力が1/2と弱く、
過食を続けると彼らよりも早く生活習慣病になりやすい。
..... 肝臓に脂肪が貯まると、膵臓の脂肪細胞からインスリン分泌に支障を起こすホルモンが分泌され、結果、さらなる肥満や生活習慣病につながる。..... ということ。
肝臓に脂肪がたまるということは、腸間膜にもたまっていて、これが内蔵脂肪といわれるものです。
ファトスタチンが遺伝子レベルで脂肪形成を阻害
細胞には糖から脂肪を合成する際に必要な多数の遺伝子のスイッチを入れる「親玉遺伝子」があり、ファトスタチンはこの親玉遺伝子の働きを阻害することがマウス実験でわかった。
(京都大の上杉志成(もとなり)教授ら米ベイラー医科大と東京大のグループ 2009年8月)
ファトスタチンは、彼らが発見した肥満を防止する効果がある化合物で、コレステロール低下剤として使われる「スタチン系薬剤」とは関連がないようです。また、肥満になった後にも効果があるかどうかは、不明とのこと。
薬剤ができるかもしれない ..... 将来が楽しみです。
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脂肪肝の見つけ方
脂肪肝はな自覚症状がなく、脂肪が肝臓の3分の1を超えると脂肪肝と診断されます。脂肪肝は脂肪が肝細胞の中にたまるもので、腸間膜に溜まる脂肪のような内蔵脂肪とは別物、ほとんどが健康診断の際の血液検査や超音波検査で偶然に発見されるようです。
- 脂肪肝は目安として適正体重を守ることです。体重を計り増加に注意しましょう。
- 定期検診が大事、特にエコー診断です。
血液検査によって数値の異常を発見しましょう。
正常値ではGOTの方がGPTより少し高いが、GPTが高くなってくると大体は肝炎の始まり。一過性に疲れていることありますが。
ガンマGTPはアルコールにより上昇していることが多いので、飲酒が多い人はこの数値に注意しましょう。 - 血液検査よりもエコーのほうが早期診断に役立つそうです。(エコーで見ると白く輝いている)
肝臓の脂肪を落とす方法
ここでは、脂肪肝のときの「脂肪の落とし方」を見てみよう。● 脂肪の率が3割以内に止まっている脂肪肝ではない人なら、 以下のことを1~2カ月続けることができれば、肝臓の脂肪はキレイに落ちる。
- 3大栄養素の炭水化物・タンパク質・脂質がバランス良く摂れる食事を心がける
- ジョギングや水泳などの全身運動を日常的に行って減量する
- お酒を飲み過ぎている人は節酒・禁酒する
減量の目的は脂肪を燃やすこと、
食事を控えて栄養が取れないのでは意味がありません。
5キロ減量などを目安にし、
5キロ痩せるくらい“運動すること”を目標にしよう。
● 脂肪の率が肝臓全体の4~5割以上では、脂肪肝の診断になります。
早めの消化器・肝臓内科の受診が必要です。
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