胃症状には食生活が影響しています

胃に負担をかけないためには、繊維質の多いものや、甘いもの、辛いもの、しょっぱいもの、冷たいもの、熱いものは避けましょう。
偏った食事をさけることです。
調子が悪いときは休養を取り、ぬるめの湯豆腐のように、タンパク質の多い消化の良いものがおすすめです。タンパク質や、粘膜を正常にするビタミンA(ウナギ、鳥や豚の肝臓、イカなど)が不足しないようにしましょう。

怖い副作用の連鎖
例えば関節痛で長期にわたり痛み止めを服用するとおよそ半数の人で胃炎をおこし、胃潰瘍や十二指腸潰瘍に進展することがあります。このようなときには胃炎を改善・進展を食い止める胃薬を利用することになりますが、これを長期に利用すると栄養の吸収を阻害することにもつながります。
胃腸薬の安易な利用や長期服用は感心されません
不調を感じるときは、食事を控え、胃腸を休めることからはじめましょう。

胃薬とは
胃腸薬は、胃および腸の疾患の治療や、症状の緩和に用いられる医薬品の総称で、俗に胃薬(いぐすり)と呼ばれることも多い。
胃酸を中和し、胃腸の過度な働きを抑制するものと、胃酸の分泌を促進し、胃腸の働きを活発にするものとに大別できる。
症状 にあわない胃薬を選択すると効果がないばかりか、症状を悪化させることとなる。これら両方の効果を持つ複合胃腸薬(総合胃腸薬)も市販されている。
広義には、瀉下薬や止瀉薬も胃腸薬に含まれる。(Wiki)

胃薬の分類

おおまかに4つに分類できます。
(1) 制酸薬 (2) 胃の痛み止め ・・・ 胃炎に働く
(3) 健胃消化薬 (4) 複合胃腸薬 ・・・ 消化に働く

◆ 制酸薬のH2ブロッカーやプロトンポンプ阻害薬
H2ブロッカーですが、これは、胃液の分泌の合図となるヒスタミンH2受容体に作用するもので、制酸薬というよりは胃酸の分泌を抑制する薬です。
これは、本来医師の指示の元使うべき薬で、緊急時に1〜2回使う程度にし、効かないと感じるときは受診するようにしましょう。
  • 胃酸の分泌を抑制すると、胃の酸度が下がりカルシウムや鉄分の吸収が悪くなることが懸念されます。また、このような作用がある薬剤は胃粘膜を萎縮させていますので、度重なる服用には注意しましょう。
  • プロトンポンプ阻害薬(PPI)は、1年以上長期の服用で、大腿骨頚部骨折が増えることが報告されています。
  • 制酸剤として使われることがある水酸化アルミニウムがアルツハイマー病の原因になる可能性? アルミニウム含有の胃薬の副作用としてアルミニウム脳症があるというのは医薬品情報としてハッキリ明記されてます。
制酸薬では、ガスター10、タガメットが知られています。

◆ 胃の痛み止めのサクロンなど
胃 を支配する自律神経に作用して胃の緊張や痙攣を抑えたり、胃酸分泌を抑える薬で す。胃の痛み止めは、夜中の発作的な痛みなど、やむを得ない場合に使う薬ですので、1〜2回服用しても痛みがおさまらないときは早くに受診して下さい。
痛み止めでは、タケダ鎮痛鎮痙胃腸薬、リンデルカプセルも知られています。

◆ 消化薬のビオフェルミンなど
消化薬とは、消化を促す「酵素(こうそ)」のことです。 食べ過ぎたときや、お腹おっぱい、と言うときに服用します。


◆ 複合胃腸薬の太田胃散など 健胃消化薬もはいっていて、制酸薬も入っている、そして痛み止めもはいっているという幕の内弁当式の胃薬。
胃薬えらびは難しいといわれていますが、迷ったら複合胃腸薬を飲めば良いのです。

消化ホルモンについて

胃腸、肝臓、胆のう、肝臓などの機能を調節する消化管ホルモンは約35種類がしられています。消化管で生成され、内分泌されるホルモンです。
一般にはセクレチン・ガストリン・コレシストキニン‐パンクレオザイミンなどが有名で、消化液の分泌、消化管の運動などを調節しています。

◆ コレシストキニン
コレシストキニン-パンクレオザイミン、パンクレオザイミン、CCKともいう。小腸・脳などに発現しているペプチドホルモンで、アミノ酸、脂肪酸によってその分泌が促進、胆嚢を収縮させ胆汁の分泌を促し、膵液の分泌を促し、食欲を抑制する機能がある。
肝臓におけるグルコース産生のコントロールに重要な役割を果たしていることが動物実験で明らかになり、医学誌「Cell Metabolism(細胞代謝)」2009年8月6日号に報告されました。

◆ コレシストキニン‐パンクレオザイミン
十二指腸の粘膜の細胞から分泌されるホルモン。消化酵素に富む膵液(すいえき)の分泌を促し、また胆嚢(たんのう)を収縮させるので、胆汁の排出が促進される。
胆嚢の機能検査に利用されます。コレシストキニンとパンクレオザイミンとは別個に発見され、その後同一物質と判明しています。

◆ セクレチン
胃液で酸性となった胃の内容物ーータンパク質ーーが十二指腸に移行するとき、同粘膜より分泌される消化管ホルモン。セクレチンは膵導管細胞と胆道から重炭酸イオンに富む膵液を分泌させ、酸性胃内容物を中和します。
また、血液に入って膵臓(すいぞう)に作用し、膵液の分泌を促進します。

◆ ガストリン
胃粘膜のG細胞から分泌される代表的な消化管ホルモンの一つ。胃液分泌を促進する。タンパク質部分分解物、アルコールなどが胃に到達すると分泌が刺激される。
胃壁の機械的な刺激でも分泌が引き起こされ、幽門部のpHが分泌を調節しています。 また、ガストリン分泌はセレクチンによっても抑制されます。

◆ GIP
消化管内のグルコースや脂肪によって分泌が引き起こされるペプチド。胃液分泌と胃運動を抑制し、膵臓のインスリン分泌を高める作用がある。


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