新型インフルエンザの80%に基礎疾患があったNY

大半の健常者にとっては、通常のインフルエンザとほぼ同じだと考えられますが、重症化のリスクが高いとされている次のような方は本気で対応しましょう。
  • 妊婦、幼児、高齢者
  • 慢性呼吸器疾患・慢性心疾患・糖尿病などの代謝性疾患・腎機能障害・免疫機能不全などを有しており、治療経過や管理の状況などを勘案して医師により重症化のリスクが高いと判断される人
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7月のニューヨークでは基礎疾患患者が80%
慢性呼吸器疾患などをまとめて、基礎疾患の危険因子とすると、
7月のニューヨーク市では全体のおよそ80%にも達する情報があります。 これは米ニューヨーク市から情報公開されたもので、
7月の時点での同市で新型インフルエンザによって入院した909人の内訳です。 次のように、入院患者全体のおよそ80%は何らかの基礎疾患の危険因子をもっている人達となっています。
  • もっとも多かったのは喘息で29%(268人)
  • 喘息以外の呼吸器疾患が11%(102人)
  • 糖尿病が13%(114人)
  • 心疾患が12%(105人)
  • 慢性の肝臓病や腎臓病は8%(71人)と続いています。
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新型インフルエンザの優先接種の対象者案
舛添要一厚生労働相は9月1日の閣議後の記者会見で、 優先接種の対象として、以下の対象者を挙げ、「専門家の間で、ほぼコンセンサスができつつある」と述べた。今月中に正式決定する。
● 医療従事者、妊婦、乳児の母 (各100万人)
● 基礎疾患(ぜんそく、糖尿病など)のある患者 (1,000万人)
● 6カ月〜就学前の乳幼児(600万人)

厚労省のニュースリリースから(2009年8月27日)
● ワクチンの国内生産量(年内):1300~1700万人分
● 9月中に接種体制等に関する政府方針を決定し、その後10月下旬にワクチンが出荷され次第、接種を開始。
● ワクチン接種開始後の副反応については、接種開始前の安全性・有効性の調査に加え、開始後においても情報収集し、その安全性を確保するとともに、適切な救済措置を講じる。
※ 新型(豚)、新型(鳥)、季節性、それそれを個別に出荷するようです。

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興味あるアンケート
2009年1〜3月(A/H5N1のフェーズ3段階と、同年5月(A/H1N1のフェーズ5段階)の2回にわたって行われた香港の医療従事者を対象にしたアンケート。回答者の内訳は看護師が73%、医師が18%などで、接種を受容すると回答したのは、いずれも半数以下だったという。
その理由は、
  • A/H5N1ワクチンでは「副作用が心配」が最も多く、
  • A/H1N1ワクチンでは「副作用が心配」「ワクチン接種に適した時期ではない」「単に希望しない」がそれぞれ20%を超えていた。 また、「ワクチンの効果に疑問」という回答も20%近くあったそうだ。
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エール大学のシミュレーション
通学年齢の子供と、その親の世代に当たる30代成人にワクチンを優先接種すると、新型を含むインフルエンザによる社会全体の被害を最小限に抑えられるとする試算結果を米エール大のグループがまとめ、20日付米科学誌サイエンス(電子版)に発表したそうです。

過去の流行した時のデータや、個人がどの年齢層と接触する機会が多いかの調査結果を基に、どの年齢層に優先的にワクチンを接種すれば効率的に感染拡大を防げるかを試算した。幾つかの条件があるなかで、5~19歳の子供と30~39歳の成人に優先接種すると最も感染者や死者が少ないことが分かったとしています。

さすが、ネットワーク・コンピューテイングの国。
フットワークがいいですね。


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