電子鼻が腎疾患を呼気から検知する

内蔵に不調や疾患があると独特の体臭や口臭になって現れるのですが、 「蛍光ナノ粒子」を使った“電子鼻(electronic nose)”を開発されたのは、つい先日のこと。この技術は、血液を必要とするシステムでした。

腎臓 ここで取り上げる電子鼻には「呼気」を調べるセンサーが使われていて、 安全に低コストで検出できる可能性があるそうです。
もともとは呼気検体から癌(がん)を検知するために開発されたこの技術、 現在は腎疾患患者の呼気検体を用いた研究が進行中です。

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呼気で腎疾患を検知する電子鼻

開発者でもあるイスラエルの研究者らは、“電子鼻(electronic nose)”を使い、 ごく早期の治療可能段階の腎疾患を検出できる可能性があるという。
この研究結果は、米国化学学会(ACS)発行のナノテクノロジー専門誌「ACS Nano」オンライン版に2009年4月27日掲載された。

実験では、マウスの呼気から27種の揮発性有機化合物から腎疾患の発症を示す最も重要な化合物5つを感知するようにしている。
「この技術を用いれば、疾患が進行し始める前でも診断が可能となる。このような早期段階で検知できれば、薬物療法と食事によって劇的に腎疾患の進行を遅らせることができる。研究の次のステップは、さまざまな種類の腎疾患を識別し、その病期を特定する技術を得ることである」
と述べるのは、イスラエル・テク二オン-イスラエル工科大学のHaick氏。

また、共同研究者であるランバムRambamメディカルセンター(ハイファ)のZaid Abassi氏は、「感度の高いセンサーが開発されれば、診断が可能になるだけでなく、薬物療法やライフスタイルの変更に対する患者の反応を非常に正確にモニターすることも可能になる」と述べる。


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