元気な心臓をつくり守る
寿命なら150年とも200年ともいわれる心臓、血管をキズつけるストレスと大量のコレステロールを生む食事をする現代人は、死亡原因の上位になるほどに痛めつける生活をしている。
心臓の元気力は、若いときからの養生と、何を食べるかで決まるそうです。
不整脈や狭心症、心筋梗塞が気になる心臓ですが、運動不足でポンプとしての"力"が弱くなり、肥満することで心臓に負荷がかかり心臓肥大になることもあります。心臓のトラブルは遺伝にも関係していますが、原因の多くは高血圧や肥満です。
息切れ、呼吸困難、胸部圧迫感、胸痛、めまい、失神、疲労感、不整脈、むくみなどの症状を感じたら放置せず、循環器の検診を受けるようにしましょう。
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足の筋肉は2つめの心臓、足を使うこと!
心臓から遠い足の筋肉運動は、心臓の負担を軽減し、血液循環を正常に保ちます。
下半身では、重力に逆らって血液やリンパ液を心臓に戻さなければならないのですが、 足の筋肉が収縮・弛緩することが静脈やリンパの流れをよくして、全身の血液循環がよくなります。というか、血液循環には、足の筋肉も1つのポンプとして計算に入れることが必要です。
そのためには歩くこと。
毎日、一万歩の早足ウォーキングができればOK、最低でも六千歩を目標にしましょう。
また、週3回1時間のスイミング、ジョギング、サイクリング、エアロビクスなどの有酸素運動が効果的です。運動不足の人がいきなり始めると頭がクラクラすることがありますが、こんなときは「深呼吸」しましょう。脳が酸素不足になっています。
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若いときに心臓の排気量をアップておく
心臓は加齢とともに毎年0.5%づつ退化していくといわれ、さらに、運動をしないと酸素や栄養を血液で送り出す必要が少なくなるため、心臓の働きは衰えていきます。
血管や血圧に心配は無い人でも、運動不足では心臓が衰え、血液を循環させる力が弱くなっていることがあります。
心臓の大きさは一般人の平均心が重量 300g、運動者は 400 ~ 450g 、さらに500g 以上ある場合もあります。
大きい心臓は大排気量ですね。若いときに排気量を上げることで、少ない鼓動でも血流を上げることが出来ます。しかし、スポーツマンは必ずしも長寿ということではありません、特に女性は長期にわたる負荷のかけすぎには注意です。
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心筋の収縮力が出力を決める
動脈硬化による高血圧などにも関係するのですが、血液を送り出すのに大きな力が必要な状態がつづくと、力を出すために次第に心筋が厚くなる反面、収縮力がなくなっていきます。こうなると、血液を送り出すポンプとしては弱くなります。
また、心筋の収縮はパルス信号と心筋周辺にあるミネラル、カルシウムやマグネシウムなどが働いています。長期にわたるカルシウム不足は心臓にも影響します。
心臓肥大や心不全は持続的なストレスとも関係しています。
SOD(活性酸素除去酵素)の必須構成成分でもあるミネラルの銅の補給は、ストレスによって減少した心臓の銅を補給し、血管形成に関与するタンパク質の血管内皮増殖因子 ( VEGF ) を増加させ、新しい血管の形成 -- 新脈管形成 -- を促進する報告があります。(米国のルイビル大学医学部と米国農務省人間栄養リサーチセンター)
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心臓のエネルギー源は、ブドウ糖か脂肪酸 .....
血管からエネルギー源と酸素が供給されるわけですが、
酸素は、腎臓、脳そして心臓と、心臓は3番目に多くの酸素を必要としています。
エネルギー源には、じっとしている時では脂肪酸、重労働にはブドウ糖、他にケトン、ピルビン酸、それに乳酸まで使うことができます。
つまりアミノ酸以外の大抵のものを燃料にすることができるので、不測の事態に備えるためのエネルギー源は豊富ということ、あとは酸素があれば勝手に活動しています。
極端な痩せすぎや肥満、低い肺機能、不安を抱える血管では、 心臓は疲れるばかり、元気がでません。
有酸素運動を継続することで、循環器と呼吸器を元気にすることはもちろん、 元気な心臓をつくり守ることができます。
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