皮下脂肪が血糖調節 ?、体脂肪のつき方

体脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪があります。
10〜20代のころは主に皮下脂肪、
30代以降は主に内臓脂肪が付きやすくなります。

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体脂肪の特徴

  • 体脂肪のコントロールには脂肪細胞から分泌されるレプチンが大きく関与しています。この量の増減により体はその生理機能を調整します。
  • 皮下脂肪は、溜まりにくいけど一度溜め込むと減らしにくい。
    内臓脂肪は、溜まりやすく分解されやすい。
    運動するとノルアドレナリンが放出れらますが、脂肪細胞の表面にあるレセターと結合すると脂肪分解がはじまるのですが、このレセプターは皮下脂肪よりも内蔵脂肪に3倍多く存在しているため、内臓脂肪は落としやすく、皮下脂肪は落としにくいのです。(β3アドレナリン受容体)
  • 体脂肪が落ちる順番は ..... 内臓脂肪 → 上半身脂肪 → 下半身脂肪
  • 体脂肪は脂肪をためるだけでなく、脂肪細胞が肥大していくと、この細胞から様々なアディポサイトカイン(ホルモンの一種)が分泌されるようになり、これが生活習慣病の大きな原因の1つになっています。
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皮下脂肪の特徴

  • 皮下脂肪は、皮膚の内側の真皮の下にたまる脂肪で、女性につきやすい脂肪です。皮下脂肪細胞は沢山のカロリーを吸収すると主に細胞の数を増やして体脂肪を蓄えていきます。
  • 皮下脂肪からはレプチンが分泌され、脂肪の増減や食欲抑制などに関係、また女性では、思春期の開始サインとなり皮下脂肪の蓄積が増加します。
  • 皮下脂肪は、普段あまり動かさない部分につきやすくなります。 女性は性ホルモンの関係からお腹やお尻から体脂肪が付いていく傾向があります。女性はお尻の下側、お尻の上両サイド、ウエスト、お腹、おへそ、バストや太ももの内側、上半身の背中や二の腕、肩周り、首の後ろと順番に上がっていきます。(男性の肥満は内臓肥満が始まりで、このため上半身から脂肪が付いていきます)
  • 皮下脂肪が血糖値の調節に貢献?
    皮下脂肪が生活習慣病から守る働きのあることを示すマウス実験ですが、 マウスの皮下脂肪を別のマウスに移植すると、移植されたマウスでは代謝が良くなり体重、脂肪量、血糖値の減少がみられたという報告がハーバード大学医学部からされています。(注意:肥満していない健康体のマウスです)
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内臓脂肪の特徴

  • 内蔵脂肪は、胃や肝臓、腸などの内蔵の周りに付く脂肪で、男性に多い脂肪です。普通、内臓脂肪というときには腸の腸間膜につく脂肪を指すことが多く、これは腸間膜が一番つきやすい部位だからでしょう。
    内臓肥満は、主に脂肪細胞そのものが肥大して脂肪を蓄えてい、その次に細胞の数が増えていきます。
  • 内臓脂肪は、腸を固定している「腸間膜」という膜にたまっています。この腸間膜は、腸から肝臓にもつながっていて、無数の血管が通っているのです。内臓脂肪は、その血管の周囲にもたまります。
  • 脂肪がたまり肥大した脂肪細胞では、様々なホルモン様物質が分泌されるようになり、炎症や免疫反応などの生体防御機構に重要な役割を持っていることが分かり、生活習慣病の原因を作っていると考えられています。
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体脂肪は、食事制限だけで減らす事は出来ません。

運動を行わずに食事制限だけ行うと・・・・・・・
① 最初に水分が減ります
② 次に筋肉、骨などの体組織が減っていきます。
  一番減らしたい体脂肪はなかなか減りません。

筋肉が落ちると基礎代謝が下がりさらに体脂肪が落ちにくくなります。 体脂肪を減らすには運動が必要です。


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