インスリンと脳内 IGF-1

インスリンは脳にも不可欠だと考えられ、アルツハイマー病やパーキンソン病、ハンチントン病などの神経変性疾患にインスリンの異常が関連している。

1980年代半ば、複数の研究グループが脳にもインスリンとその受容体が存在することを突き止めた。インスリンは血液脳関門を通り抜けるだけでなく、少量だが脳でも作られているようだ。

インスリンが学習と記憶に重要な役割を果たしていることがわかり、注射や経鼻スプレーでインスリンを投与された人はすぐに、物語の回想や記憶テストの成績が上がるという。
最近のいくつかの研究では、インスリン及びIGF-1が神経変性疾患に関連しているとされ、 インスリンとIGF-1が、神経変性疾患に深く関係していることを疑う研究者ははほとんどいないともいわれる。

インスリン様成長因子1(IGF-1)は主に肝臓で成長ホルモン(GH)による刺激の結果分泌される。人体の殆どの細胞、特に筋肉、骨、肝臓、腎臓、神経、皮膚及び肺の細胞はIGF-1の影響を受ける。インスリン様効果に加え、IGF-1は細胞成長(特に神経細胞)と発達そして同様に細胞DNA合成を調節する。(Wikipedia より)

インスリン様成長因子1(IGF-1)は、牛乳に多い
ウシIGF-1とヒトIGF-1は完全に相同
 ・ウシ初乳  100-500ng/ml
 ・牛乳     2-50ng/ml
 ・ヒト初乳   10-50ng/ml
 ・ヒト母乳   1-10ng/ml

IGF-1の様々な機能
 • 細胞内伝達に関係
 • グルコース代謝に対するインシュリン様効果
 • 細胞成長の促進(細胞分裂誘発/アポトーシス防止)
 • タンパク合成・筋肉合成の促進
 • 老人の筋萎縮改善
 • 脂肪分解の促進
 • 骨密度増加
 • インシュリン感度改善
 • 腸組織の改善

脳内では ...
脳内のIGF-1の低下が、アルツハイマー病やパーキンソン病、ハンチントン病などの神経変性疾患の原因とする説が最近注目され始めている。 IGF-1はインスリンに、IGF-1受容体はインスリン受容体によく似た構造のタンパク質なので、 ときどきインスリンはIGF-1受容体に結合したりする。

その他 ...

★ IGF-1のレベルの高い人は、低い人と比べて4倍も前立腺がんになりやすく、前立腺がんのみならず、一般的にがんを誘発しやすいというデータもあります。
若い人ほどガンの進行が早いのは、これにも関係しているだろう。

★ 女性では、年齢が高くなるとIGF-1が低下している。数値の絶対値で判断するのではなく、変化をみることが重要といわれる。

★ 《IGF-1はリコピンやセレンと一緒に》などういう記事もあるが、
ガンだけを気にしているひとは少ないだろう。
色々な不調や懸念があるもので、それぞれに関連するモノをたぐり寄せると、結局は、栄養をバランス良く食べているのか、に尽きる。

このバランスは人それぞれだし、そのとき体調で変わってくるから難しい。 日頃から自分の体調変化を知ること、
自分で考えて、納得することを取り入れることです。


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