脂肪組織は皮膚の下や内臓の周囲にありますが、ここは脂肪蓄積をしているだけでなく、様々なアディポサイトカイン(内分泌因子)を分泌していることが分かってきている。
このサイトカインの1つレプチンは肥満状態になると、カラダは多量の脂肪分を感知しレプチンを分泌しているにもかかわらず、そのシグナルが脳で感知できない(食欲抑制ができない)ようになります。このことをレプチン抵抗性といいます。
◆ インスリンと脂肪細胞 肥満状態の脂肪細胞からは、インスリン受容体の感受性を低下させる
- 遊離脂肪酸
- アディポサイトカインのTNFαとレジスチン
TNF-α(腫瘍壊死因子)は白血球から分泌される炎症性サイトカイン。
- インスリン受容体の感受性を良くするアディポネクチンの分泌低下
- 血液凝固を促進するPAI-1
- 単球やリンパ球の遊走を引き起こすMCP-1
- angitensin IIの原料となるアンジオテンシノーゲン
◆ 正常な体型では食欲の抑制に働いているレプチンは、肥満体型になると機能しにくくなる上、同時に分泌されるレプチン以外のサイトカインや遊離脂肪酸が、インスリン抵抗性を生んでいるということです。
このようなレプチンとインスリンの関係、Webページではどのように表現されているか、そのいくつか拾ってみると .....
- レプチンにはインスリンの感受性をよくする働きがあある。
- レプチン受容体は末梢組織や腫瘍細胞にも存在し、生殖を含めたより広範に影響、 食欲調節以外では生殖機能調節、血管内皮細胞の再構築、骨の成長などが知られている。
- レプチンは炎症など免疫学的刺激でも産生され、免疫応答にも深く関与している。
- レプチンは適切な体重になった女性の思春期を開始させる。
- 過激なダイエットで生理が止まるのもレプチンが少なくなったため。
- レプチンが増加するとヒスタミンも分泌され、ヒスタミンは食欲を低下させる作用がある。
- 肥満症の人にはレプチンが多いのが通常だが、「レプチン抵抗性」が生まれる。
- 脂肪細胞から分泌されるレプチンは食欲と代謝の調節を行います。
日本人の場合、倹約遺伝子が発達していて食べたものが脂肪として蓄積しやすい体質ですが、欧米人のように、260kgでしたか? 歩けなくなるまで肥ることはできないですね。
TVでは、泣きながら食べている信じられない光景も目にします。
これが「制御不能という状態」でしょうが、
こうはならない日本人は何が違うのでしょうか。
日本人の膵臓β細胞は欧米人と比較して弱く、
インスリン分泌能はおよそ半分とも言われています。
つまり、多くの日本人は欧米人のような肥満体になる前に糖尿病傾向となってしまい、これによる「やせ」へ傾斜していくのかもしれません。
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