カリウムとナトリウムは体内ではおよそ2対1の比率で含まれているのいですが、
加工食品ではカリウムが少なくなっています。
また、野菜や果物など幅広い食べ物に含まれていますが調理などで失われやすく、不足しやすいミネラルのひとつです。
カリウムはナトリウムと拮抗して、
細胞内外のイオンバランスを調整することで浸透圧を一定にしながら、
下記のような働きを担っている非常に重要なミネラルです。
- 浸透圧を調整し、体内の水分量調節にも関わる
- 神経細胞(膜)での刺激伝達物質となっている
- 筋肉の弛緩を調節する作用
- 細胞のエネルギー生産に関わる作用
- 腎臓における老廃物の排泄を促す利尿作用
- 一定量以上のカリウムは腎臓でナトリウムの排出に働く
加工食品が多い食生活、メタボリックシンドローム予防、高血圧や糖尿病では 積極的に摂取したい栄養素です。
カリウムが不足すると、高血圧、低血糖、糖尿病、神経障害、精神障害、 不整脈、ストレスの増大、筋力低下、消化不良、食欲不振、肌荒れ、むくみなどの 症状を招きやすくなりますが、一方で、腎臓に障害があったり透析をされている方では、うまくコントロールしなければなりません。
◆カリウムはナトリウムと神経伝達に働く
目や耳からの刺激が神経(神経細胞)を通して脳に伝わることで初めて「見たり聞いたりする」ことになります。このような神経細胞を使う刺激の伝達に、ナトリウムとカリウムの拮抗作用が働いています。
◆カリウムとインスリン
インスリンの働きが悪いと、血中にあるカリウムが細胞内に移動できなくなることで尿として排出されてしまい、カリウム不足になります。これはイオンバランスが壊れた状態であり、ナトリウムが相対的に多くなり「喉の渇き」を感じることが多くなります。
◆カリウムが少なくなる主な原因
- 熱による調理で失われやすく、特に煮た場合の損失は約30%
- 水に溶けやすく、水洗い、水にさらす、茹でる、等で失われる(ゆで汁を捨てない料理方法がよい)
- 水に溶けやすしぃため尿として排出されやすい
- 食塩の摂取量が多いと、ナトリウムとともに尿として排泄される。マグネシウムがあると排出が減少する
- ストレス、慢性的な下痢、コーヒー、大酒、甘いもの(砂糖やシロップ)
- 加工食品や缶詰(塩分が多いので、摂取後に体から排出される)
- 夏バテのおもな原因は、汗で失われるカリウムです(低カリウム血症)
- 高血圧で服用する利尿剤
- 糖尿病
- 海藻類にカリウムが非常に多い(芋類の5〜6倍で食品中ダントツです)
- 芋類は種類を問わずカリウムが多い
- 野菜ではほうれんそうなどの青菜類にカリウムが多い
- 切干大根や干し柿、干しぶどうなど、干した食べ物にはすべてカリウムが多い
- 果物ではバナナ、メロン、キウイフルーツに特に多い
- インスタントコーヒー、玉露に多い
もっと詳しいページ:カリウム
http://hontonano.jp/nutrition/604_Kalium.html
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