グルタミン酸は、野菜タンパクの23%、赤身肉のタンパクの18%を占めるという。
今回の米国の報告はグルタミン酸、日本人的には「コンブだし」や調味料を連想しますね。そこで気になる「カツオだし」ですが、これには過去、味の素からの脳内の血流を良くするという報告がありました。
カツオだしの「血流改善効果」、その正体はアミノ酸のアルギニンとされています。 うまみ成分として知られている核酸の一種イノシン酸には触れられていません。
<グルタミン酸の報告を引用します>・・・・・・・・・・・・・
日本、中国、米国、英国での4,680人を対象とした食事に関する研究データを分析した結果、食事による蛋白質の総摂取量に占めるグルタミン酸摂取が4.72%高いと、平均収縮期血圧(最大血圧)が1.5〜3ポイント、平均拡張期血圧(最小血圧)が 1〜1.6ポイント低いことが示された。
同氏は、「降圧度はそれほど大きくないと思われるかもしれないが、高血圧は心疾患や脳卒中、その他の心血管障害の主要なリスクファクター(危険因子)であり、この降下によって脳卒中による死亡率が6%、心疾患による死亡率が4%低下する。」という。
また、グルタミン酸ほどではないが、プロリン、フェニルアラニン、セリンなど、野菜蛋白に多いほかのアミノ酸による降圧効果もみられ、研究者らは「血圧改善の解決は1つの栄養素のみによるものではなく、すべてが作用することで大きな効果が得られる」としている。
HealthDay News 7月8日
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=628747
<引用のおわり>・・・・・・・・・・・・・
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グルタミン酸
グルタミン酸は、アミノ酸のひとつで、小麦グルテンの加水分解物から初めて発見されたことからこの名がついた。非必須アミノ酸で、動物の体内では神経伝達物質としても機能しており、グルタミン酸受容体を介して神経伝達が行われる、興奮性の神経伝達物質である。ちなみに、乾燥昆布の表皮にある白い粉はグルタミン酸、そして、たくさんつながったものが納豆の粘性物質であるポリグルタミン酸。
グルタミン酸のおもな効能
これまでは、効能に次のようなことが言われてきた。
・疲労回復
・知能の向上
・肥満の予防
・アルコール依存症の改善
・潰瘍の治癒を早める
・男性の性的力を高める
・利尿効果 など
コンブ以外では .....
コンブ、チーズ、緑茶などに大量に含まれるほか、シイタケ、トマト、魚介類などにも比較的多く含まれていることが知られていいます。
うま味調味料
グルタミン酸そのものは酸味を持つため、そのナトリウム塩であるグルタミン酸ソーダが調味料(化学調味料あるいはうま味調味料)として利用されている。
グルタミン酸の製造
現在では微生物のアミノ酸発酵により、主に糖蜜またはコメ、コーンスターチなどと塩化アンモニウムを原料として、生産されている。
グルタミン酸過剰症
脳でグルタミン酸が過剰に放出されると、神経が高ぶることによる睡眠障害、神経症、幻覚を見るなどの症状が出ます。
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