頸動脈超音波検査を受けたことはありますか? 肥満や糖尿病など、高い血糖値で暮らしていると、動脈硬化の進行は早くなってしまいます。
米国の研究で、平均18歳の被験者を調べた報告があり、「この世代は親の世代よりも短命となる最初の世代になる可能性がある」が結論らしい。
以下、HealthDay News の記事を引用します。
医学誌「Circulation」6月9日号に掲載された報告によると、肥満や糖尿病の若者では頸動脈壁が肥厚・硬化していることが示された。頸動脈は血液を脳に運ぶ血管で、その内壁の硬化や肥厚は脳卒中、心臓発作、臓発作、その他の心血管疾患リスクを増加することが知られている。
筆頭著者である米シンシナティ小児病院メディカルセンター(オハイオ州)予防心臓学部長のElaine Urbina博士は「1980年代から若年層での肥満が大きく増加しており、この世代は親の世代よりも短命となる最初の世代になる可能性がある」と述べている。
Urbina氏らのチームは、平均18歳の被験者について、超音波を用いて頸動脈壁を裏打ちする層の1つである内膜(intima)の厚さを測定した。被験者のうち182人はやせており、128人は2型糖尿病と診断(多くが肥満でもあった)、136人は身長体重比が95パーセンタイル以上(上位5%)で肥満と分類された。その結果、糖尿病者の内膜は非糖尿病者よりも厚く、肥満の場合も内膜が厚かったという。
「硬化した頸動脈は、脳卒中だけでなく心臓発作にも関連する。これは脳に通じる動脈にプラークが蓄積している場合、冠動脈にも同様のプラーク蓄積があると考えられるからである」とUrbina氏は述べている。プラークは脂肪性沈着物のことで、血流を制限し、血管を完全に閉塞するまで大きくなることもある。肥満または糖尿病の若者は、高血圧や高コレステロールなど、他の心血管疾患リスクファクター(危険因子)を有しやすいこともわかったが、これらの因子は、動脈の構造や機能の変化を有意に説明するものではなかった。
(途中省略)
小児肥満は、両親だけでなく学校の問題でもあるという。子どもが消費するカロリーの80%は親のコントロール外にあり、学校が関与すべきだが、学校では体育の授業を重視していないことが多く、「よい栄養とよい課外プログラムが必要である」とUrbina氏は述べている。
引用のおわり
「40歳を超えたら1年に1度は血管年齢の検査」と言われていますが、発覚しても安心できる対策が今の医療にはありません。
最近、「住みやすい街」の考え方に、新鮮な野菜が買える、自家用車が不要な公共交通、.... 、など、生活習慣を改善する「街」づくりということが提唱されはじめていますね。..... 病気にならない街に住みたいものです。
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