未知のウイルスに対して免疫機能が暴走を起こし、
自分の体を攻撃ーー多臓器不全に陥り死亡するということ。
サイトカイン・ストームを起こす可能性が大きいのは、免疫が弱い幼児や高齢者ではなく、免疫活性の高い10代から30の代の若者とのこと。
サイトカイン・ストームについて、Wikipediaでは以下の説明となっている。サイトカインの過剰産生（サイトカイン・ストームと呼ばれる）は致死的であり、スペイン風邪やトリインフルエンザによる死亡原因と考えられている。この場合サイトカインは免疫系による感染症への防御反応として産生されるのだが、それが過剰なレベルになると気道閉塞や多臓器不全を引き起こす（アレルギー反応と似ている）。これらの疾患では免疫系の活発な反応がサイトカインの過剰産生につながるため、若くて健康な人がかえって罹患しやすいと考えられる。
以上、Wikipediaより
過去にこの脅威にさらされた例には以下のものがある。
1918〜19年 スペインかぜ：世界 約4000万人死亡、日本 約39万人
1957〜58年 アジアかぜ：世界 約200万人死亡、日本 約3万人
1968〜69年 香港かぜ：世界 約100万人、日本 約1万7千人
そして、今後の予測としてWHOによる試算では、
世界 約1億5千万人(WHO試算)（日本約64万人）となっている。
すでに、一歩踏み出したようなニュースもある。
09年6月に、新型インフルエンザの遺伝子変異が上海で確認された。 人への感染や、人から人への感染があるということは、遺伝子変異が起きている結果なのですが ..... 、確実に進行しているということです。
整理しておきましょう。
強毒型インフルエンザとは、次のようなもの。
１）全身の細胞で増殖する能力を持ち、随所の臓器で炎症が起きて多臓器不全を起こす。
２）血流にウイルスが入り全身に回るウイルス血症となり、重症の場合は肺炎を起こす。
３）強毒型でもH5N1ウイルスでは、サイトカインストームという症状も起こす。
H5N1ウイルスが恐れられているのは、
全身に感染する強い毒性と、サイトカインストームを起こす性質あり、 これにより高い死亡率につながっているためです。
★注意：
通常の季節型インフルエンザで死に至る例は無いようですが、
次の方の場合は、合併症を起こして死ぬ危険性が高まるのだそうです。
・65歳以上の高齢者
・妊婦
・糖尿病や腎臓病などの慢性疾患の患者
睡眠や栄養バランス、ストレスに注意して、
手荒いの励行やペットを含む動物との接触、ブタやトリの生肉摂取をしないように注意しましょう。
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