新薬が1300万人の巨大潜在市場を狙う

投薬療法で糖尿病の押さえ込みに成功している国は世界のどこにもない現実を考えたとき、予防医療のメタボ診断を始めたのは良かったのだが、..... 。
大阪府の受診率36%、未だに出口がありません。

近々発売される新薬のDPP−4阻害薬は、高価になるだろうことをを考えると、薬剤メーカーのターゲットが一定水準以上の所得層となり、日本は最も有望視されるマーケットなのだろう。

東洋経済のものすごい提灯記事を引用します。
記事では日本が糖尿病治療では後進国というが、先進国だろうが後進国だろうが、増え続けていることに変わりはなく、結果から見れば、このような評価もおかしなものですが、実にうまく書かれています。

記事のなかで、「早期のインスリン注射の導入」のことがでてきます。 これは、これから大きなポイントになるかもしれません。
根本原因の乱れた生活習慣の修正と、薬剤利用の考え方、その結果のこと、医師からは選択肢を提示してもらえますが、決断はあなたです。自分のステージを理解し、自分で判断できるようにしましょう。

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2009年11月26日のWeb掲載記事より、引用・部分要約

  • 糖尿病治療は生活習慣の改善を大前提、同時に経口薬(飲み薬)の服用、さらにはインスリン注射という治療を症状に応じて行う。
  • 患者数が年々増加している日本だが、新薬が患者に届くまでに時間がかかる。
  • 専門医もまだまだ少なく、症例に合った治療をできないことが多い。

このように、糖尿病に関して日本は後進国といっていいが、
DPP−4阻害薬の登場を一つの契機に、日本の糖尿病治療も変わろうとしている。

糖尿病治療薬の中でインクレチン作用系の1つDPP−4阻害薬は、経口薬で現在シェアトップの「アクトス」以来、10年ぶりとなる新薬。DPP−4阻害薬には、食前食後関係なく1日1回の服用でよい、高血糖時にのみ作用し、重篤な症状をもたらす低血糖や体重増加といった副作用が他の経口薬よりはるかに少ない、などの長所があり、経口薬の主流である「スルホニル尿素薬(SU薬)」が効かない患者にも投与が可能な薬剤。

インスリン治療にも、海外発の変化が押し寄せようとしている。 日本では、「自分で針を刺す」ことへの抵抗感が患者側に非常に強いこともあり、医師にも「経口薬が先でインスリンは最後の手段」という考えが根強い。その結果、患者によっては高血糖が長期間続き、失明や足の壊死・切断、高血圧、腎不全といった深刻な合併症を招いてしまうことも少なくはなかった。

2008年、米国と欧州の糖尿病学会が、世界中の医師に強い影響力を持つ2型糖尿病の血糖管理についての診療ガイドラインを変更、「十分に検証された中心的治療法」として、基礎(持効型)インスリンメトホルミンSU薬との併用が有効とした。

たまたま時期を同じくした新薬の登場と診療方法の進展は、長く選択肢の限られたままだった日本の糖尿病治療の現場に揺さぶりをかけることになるだろう。増え続ける患者にとっても“福音”となりそうだ。

http://www.toyokeizai.net/business/industrial/detail/AC/9e95a33f6a52a4ae191ea5596f1f78d4/page/1/
・・・・・・・・引用・要約のおわり・・・・・・・



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