老人の元気はこうやって消えていく

高齢者は若年者に比べて食欲が低下している場合が多いという。
何が起きているのでしょうか? 老人の手 胃腸薬が、例えば鉄分の吸収を悪くするることは、知ってますよね。
しかし、
胃がチクチクするとき、胸やけらしいとき、
食べものに心当たりがなければ、心配です。
数日間は様子をみる、消えることもあり、続くこともある。
さすがに、一週間も続くと病院です。

将来のことですが、
高齢になっていくと、様々な不調に対処する薬剤も多くなりがちで、この薬剤の副作用で食欲が低下し、体力を無くしていくようです。
ちょっと調べると怖くなってくるのですが、
現状、本人にはあまり知らされていないようですね。

そもそも、
胃腸は、知らないうちに少しづつ、調子が悪くなっていくなんてことが あるのだろうか?

胃は老化するのか?
  • 老化によって粘膜が萎縮、胃酸分泌が低下し、病原体への抵抗力が低下、吸収能力も落ちてしまう。
腸は老化するのか?
  • 小腸では消化液を分泌する能力が低下、消化吸収が悪くなる。脂っこいものや、牛乳が飲めなくなったりする。
  • 大腸では身体運動の低下によって便秘がちになる。
  • 大腸壁の一部が小さな袋状に腸外に突出して憩室(けいしつ)を作り、感染を起こすこともある。
胃腸の周辺では?
  • 肝臓は老化の影響は受けにくいが、栄養素処理能力の低下やたんぱく質合成機能の低下がみられる。
  • 肝臓のアルコールを処理する能力が落ちる。
  • 歯が弱くなり、噛む能力が落ちる。
  • だ液の減少などで口の中の衛生状態が悪くなる。

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高齢者は若年者に比べて
食欲が低下している場合が多くなるという。

なぜか? 何が起きている?
  ● 若いときに比べると心臓や呼吸器の能力が衰える。
  ● 骨や関節に障害が生じて運動が少なくなる。
結果、筋肉が萎縮し、一方で脂肪の蓄積が増え、同じ体重でも脂肪の割合が高くなっていく。
  ● 筋肉はエネルギー消費がきわめて高いのだが、
  脂肪組織はエネルギーをほとんど使わない。
  ▼
  からだが消費するエネルギー量が少なくなり、
  食事からエネルギーをたくさん摂らなくてもよくなる。

加えて、身体的能力の低下や、その治療から胃腸への影響がある。

味覚や嗅覚、視覚も食欲に影響している
味覚や嗅覚も食欲に大きな影響を与えます。
これらの機能が低下して、料理の味や香りを楽しめなくなれば、当然食欲も進まなくなります。
老人性の白内障は程度の差はあれ、ほとんどの高齢者にみられます。水晶体が黄色く濁ると、見るものすべてが黄色味がかって見えます。鮮やかな配色の料理の盛りつけも、若い人ほどは食欲につながらないでしょう。

疾患による直接の食欲低下、利用薬剤による副作用
うつ状態にある高齢者の割合は高いと言われ、気力が失せ、あるいは生きる希望がなくなれば食欲も落ちる。
  • 心不全や慢性気管支炎などの病気では、体力が消耗し食欲も低下する場合が多い。
  • 心不全の時に使われる強心剤などには食欲を低下させる作用を持つ薬剤もある。
  • 高齢者に多いリウマチや腰痛症などは、使われる痛み止めが胃腸障害の原因。
  • 味覚障害は食欲を無くす原因になるが、降圧剤や脂質異常症(高脂血症)治療薬などの副作用や、骨粗鬆症の予防、治療ためのカルシウム製剤の取り過ぎなどで亜鉛欠乏症になり、副作用で障害となっていることがある。
薬剤を使わずに暮らせることがイチバン!
普通、みなの思いは同じですが、
歳を重ねると、腰やヒザの傷み、目の病気、眠れない、若いときには想像できない不調が現れてきます。病院に行くと「痛み止め」が処方され、「痛い」原因の器官は切り離す。

予防は運動して食べることです。
若い頃から、安易に薬に頼よる生活をしないことです。 


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血管年齢からも予測できた慢性腎臓病

脈波伝播速度を調べて血管年齢を知らせる機器を使い、慢性腎臓病(CKD)も予測できる報告があります。
オムロンの脈波伝播速度計測器 尿検査の「タンパク尿」は腎臓疾患の主要な指標ですが、動脈の硬さの指標となる上腕〜足首間の脈波伝播速度(baPWV)で分かるというもので、タンパク尿が出る前に慢性腎臓病を発見できる可能性がありそうです。

動脈の硬さの亢進は、心血管疾患発症の危険因子とされますが、慢性腎臓病(CKD)発症についても有意な予測因子になり得ることが東京医科大学第二内科の冨山博史氏らによるコホート研究で明らかにされ、第32回日本高血圧学会総会(2009年10月)で報告されています。
(脈波伝播速度についてはページ下部を参照)

慢性腎臓病とは
慢性腎臓病は、糖尿病や高血圧による腎臓障害、IgA(アイジーエイ)腎症などの慢性糸球体腎炎、多発性嚢胞腎など沢山の原因による慢性に経過する腎臓病の総称。2002年に米国で提唱され現在は世界的な用語となったものです。

慢性腎臓病(CKD)は病気ではなく、腎臓の機能が低下している状態(病態)です。腎臓の機能が低下し、腎臓が障害をおこした状態(病態)であり、おしっこ(尿)からタンパクが出たり、腎臓の機能が100点満点中60点未満、というのが3ヶ月以上続いた状態をいいます。

慢性腎臓病は予備軍含めると2000万を超える糖尿病と匹敵する位、数が多い病気というか病態です。この中で、腎不全による透析を受ける患者さんは国内ではおよそ27万人で、世界全体の半数は日本人となるようです。

慢性腎臓病は、腎臓が悪いというだけでなく、動脈硬化が進んで、心筋梗塞や脳卒中になりやすくなること。腎臓の働きが正常範囲の60%未満になると、心筋梗塞や脳卒中になる危険が増すといわれています。

● 慢性腎臓病の原因は
糖尿病、高血圧、慢性腎炎等があると慢性腎臓病になりやすく、 CKDの危険因子は、年齢、血圧、血糖値、コレステロール値、中性脂肪値、喫煙、BMI、薬物治療などです。

● 日本人は元々腎臓の機能が悪い人種
日本人は腎機能が弱い人種とされる。
日本人は、食塩感受性が白人と比べてはるかに高い民族ということが解明されていて、30歳以上の半分近い人が高血圧患者、また、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の人は、2倍の頻度で高血圧になるというデータがあります。

高血圧は慢性腎臓病の主要な原因であるとともに、この病気を悪化させる最大の危険因子でもあり、かつて高血圧患者は、辛いものばかり食べ、やせたイメージでしたけれど、今は、小太りで生活習慣病をいくつもかかえていることが多いそうです。

日本人の食塩感受性が高くなる原因は、
  • レニン・アンジオテンシン系のホルモン分泌が多く食塩に敏感な遺伝子タイプ
  • 体内に食塩をためるアルドステロンの合成酵素遺伝子
  • 腎臓で食塩を再吸収して体に食塩を取り込むタンパク質の遺伝子の発現頻度
日本人は多くの割合でこのような遺伝子をもつ人が多いそうです。
(日本高血圧学会)
ちなみに、この学会の1日の食塩摂取量は6グラム未満。

●腎臓のアレコレ
  • 腎臓の働きが乱れると「黒」い色が肌に現れてくる(地黒の肌の原因?)
  • 日本人は中国人よりも腎機能が弱い(料理や漢方に注意?)
  • 日本人の腎臓の機能低下は薄味が弱くしている(ちょっと危険な見方?)
  • 塩分摂取で不定愁訴が消える(人によってはアリですね)
  • 膝とか腰が痛いときは腎臓が原因していることが多い(そーです)
  • 甘いもので太る人は腎臓が弱い人(甘い物と言わず炭水化物と考える)
  • 日本人は人工透析患者が世界一多い(約27万人で、年に3.6万人が新規の患者)
  • 腎臓は自分で良くするには股割しかない( ..... )
  • 腎が弱いと病的に冷たい飲物を好むので、さらに弱くなる
  • 生腎臓の仕入れ価格は1万米ドルで、販売価格は16万米ドル
  • 腎臓の弱い人は後頭部が白髪、肝臓の弱っている人は側頭部が白髪になりやすい
【参考】
脈波伝播速度でメタボ早期診断:
心電図や心音図は聞いたことがあります。近年は腕と足首の脈波から簡単に計測する診断機器が開発され、脈波伝播速度はメタボリックシンドロームの早期診断や、高血圧の薬剤加療のフォローアップに使える新しい診断法として注目されています。

血圧脈波検査装置 
脈波の伝わるスピードは、血管が硬くなるほど速くなるという原理を利用し、2点間の脈波の脈波伝播時間から算出するもの。
2007年に改定されたヨーロッパ高血圧管理ガイドラインでは、PWV、ABIが血管障害のリスク判定指標として採択され、国内では2008年4月にスタートした特定健診・保健指導用に厚生労働省が作成した「標準的な健診・保健指導プログラム保健指導における学習教材集」において、PWV、ABIが動脈硬化のチェック項目として記載されています。
注) PWVは、Pulse Wave Velocityの略語、baPWVのbaとは、上腕をbrachial、足関節をankle ということによるもの。

この他にも脈波を見るものに、指先で血管年齢(末梢家管の柔軟性)が分かるものや、血圧測定器具に組み込まれた機能で硬化度を16段階で知らせるものなどもあります。今回の報告はこれらを使うものではありません。


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元気な心臓をつくり守る

水泳 心臓を守る行動が生命をまもる

元気な心臓をつくり守る

寿命なら150年とも200年ともいわれる心臓、
血管をキズつけるストレスと大量のコレステロールを生む食事をする現代人は、死亡原因の上位になるほどに痛めつける生活をしている。
心臓の元気力は、若いときからの養生と、何を食べるかで決まるそうです。

不整脈や狭心症、心筋梗塞が気になる心臓ですが、運動不足でポンプとしての"力"が弱くなり、肥満することで心臓に負荷がかかり心臓肥大になることもあります。心臓のトラブルは遺伝にも関係していますが、原因の多くは高血圧や肥満です。
息切れ、呼吸困難、胸部圧迫感、胸痛、めまい、失神、疲労感、不整脈、むくみなどの症状を感じたら放置せず、循環器の検診を受けるようにしましょう。

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足の筋肉は2つめの心臓、足を使うこと!
心臓から遠い足の筋肉運動は、心臓の負担を軽減し、血液循環を正常に保ちます。
下半身では、重力に逆らって血液やリンパ液を心臓に戻さなければならないのですが、 足の筋肉が収縮・弛緩することが静脈やリンパの流れをよくして、全身の血液循環がよくなります。というか、血液循環には、足の筋肉も1つのポンプとして計算に入れることが必要です。

そのためには歩くこと。
毎日、一万歩の早足ウォーキングができればOK、最低でも六千歩を目標にしましょう。
また、週3回1時間のスイミング、ジョギング、サイクリング、エアロビクスなどの有酸素運動が効果的です。運動不足の人がいきなり始めると頭がクラクラすることがありますが、こんなときは「深呼吸」しましょう。脳が酸素不足になっています。

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若いときに心臓の排気量をアップておく
心臓は加齢とともに毎年0.5%づつ退化していくといわれ、さらに、運動をしないと酸素や栄養を血液で送り出す必要が少なくなるため、心臓の働きは衰えていきます。
血管や血圧に心配は無い人でも、運動不足では心臓が衰え、血液を循環させる力が弱くなっていることがあります。
心臓の大きさは一般人の平均心が重量 300g、運動者は 400 ~ 450g 、さらに500g 以上ある場合もあります。

大きい心臓は大排気量ですね。若いときに排気量を上げることで、少ない鼓動でも血流を上げることが出来ます。しかし、スポーツマンは必ずしも長寿ということではありません、特に女性は長期にわたる負荷のかけすぎには注意です。

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心筋の収縮力が出力を決める
動脈硬化による高血圧などにも関係するのですが、血液を送り出すのに大きな力が必要な状態がつづくと、力を出すために次第に心筋が厚くなる反面、収縮力がなくなっていきます。こうなると、血液を送り出すポンプとしては弱くなります。

また、心筋の収縮はパルス信号と心筋周辺にあるミネラル、カルシウムやマグネシウムなどが働いています。長期にわたるカルシウム不足は心臓にも影響します。

心臓肥大や心不全は持続的なストレスとも関係しています。
SOD(活性酸素除去酵素)の必須構成成分でもあるミネラルの銅の補給は、ストレスによって減少した心臓の銅を補給し、血管形成に関与するタンパク質の血管内皮増殖因子 ( VEGF ) を増加させ、新しい血管の形成 -- 新脈管形成 -- を促進する報告があります。(米国のルイビル大学医学部と米国農務省人間栄養リサーチセンター)

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心臓のエネルギー源は、ブドウ糖か脂肪酸 .....
血管からエネルギー源と酸素が供給されるわけですが、
酸素は、腎臓、脳そして心臓と、心臓は3番目に多くの酸素を必要としています。
エネルギー源には、じっとしている時では脂肪酸、重労働にはブドウ糖、他にケトン、ピルビン酸、それに乳酸まで使うことができます。
つまりアミノ酸以外の大抵のものを燃料にすることができるので、不測の事態に備えるためのエネルギー源は豊富ということ、あとは酸素があれば勝手に活動しています。

極端な痩せすぎや肥満、低い肺機能、不安を抱える血管では、 心臓は疲れるばかり、元気がでません。
有酸素運動を継続することで、循環器と呼吸器を元気にすることはもちろん、 元気な心臓をつくり守ることができます。


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■ 丸ごとチキンスープのエッセンス :
  アンセリンとカルシノンのアミノ酸ドリンク
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